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素敵な切手を見つけたら手紙を送ろう。表情豊かなチェコの切手【いろどりのチェコ vol.6】

実は切手好きなの…という女性いますよね?!チェコこだわりの切手をご紹介します。

「趣味は切手収集です」という話を身近で聞くことはあまりないが、秘かに切手を集めている人(とくに女性)って意外に多いのではないかと思っている。

 

発売されたばかりの可愛い切手をインスタグラムで見ることは少なくないし、友人から貰う手紙は決まって凝った切手が貼られている。かくゆう私も郵便局へ行ったらカウンターの横に張り出されている発売中の記念切手を必ずチェックして気に入るものがあればシートで買っていた。

 

今回は、“隠れ切手好き女子” のために、チェコの切手をご紹介したい。

 

チェコの切手のすごいところは、凹版印刷で刷られているいわゆる「凹版切手」が普通に出回っていることである。
凹版印刷とは、版の窪みにインクを充填し、紙へ写す。よって、印刷部分には微かな凹凸ができ、ザラザラした表面が特徴である。これがなんとも言えない効果を生む。

 

下の写真。本当にわずかな差なので写真では印刷面の表情が伝わらないのが残念だが、髪の部分なんかはラインに沿って凹凸があるのだ。紙幣印刷をイメージもらうと分かりやすいかもしれない。

 

 

切手・紙幣に凹版印刷を使用する本来の目的は、偽造を防ぐためであるが、結果的に立体感のある美しい切手が出来上がり、価値を生んだ。

現在は、他の印刷技術の向上により、コストの高い凹版印刷はあまり使われなくなっている。日本の切手にも凹版で刷られたものはあるらしいが、一部の特殊記念切手だけで、通常の切手の表面がツルリとしているのはご存知の通り。

 

 

お気に入りのいくつか


切手に描かれているのは、偉人の肖像、季節の花々、野生動物、伝統行事、アニメのキャラクターなど。シーズン毎に限定切手が発売される。

 

海外に越してから、日本にいた時よりも手紙を送ることが増えた。今や世界のどこにいてもインターネットで繋がっていて、正直、日本の友人たちとも日本にいた時と変わらない頻度でやり取りできる。でも、ハガキや手紙を貰ったときの嬉しさって特別で、それが地球を半周まわってやってきたのであれば尚更だ。わたしだって日本に住んでいた時は、海外の空気を纏って届くハガキにときめいたものだ。


海外旅行の機会があれば、現地でハガキと切手を買って日本の家族や友人に送るのも良いと思う。
チェコの場合は、郵便局へ行けばそのシーズンの切手のリーフレットがあるので、言葉が通じなくてもリーフレットでゆっくり厳選してから指差しで買うことができる。

 

 

友人が日本から送ってくれる切手は、和食を恋しくさせるものばかり。
まさか意地悪するために美味しそうなものを選んだわけではないだろうが、海外発送用の18円切手は日本らしい食べ物がデザインされているので仕方がない。おにぎりの82円切手なんて、そのアイデアも含め本当に日本らしくて愛おしい。

 

たい焼き、お団子、蕎麦・・・海外では頻繁に手に入らない食べ物たち


切手を “趣味” と言うにはおこがましいが、チェコで買う切手も、日本から届く切手も、まだ見ぬ切手との出会いは暮らしを豊かにしてくれる秘かな楽しみである。

 

文・Noriko Naniwa
ブログ:http://www.howtobeczech.com

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