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チェコのクリスマスマーケットが楽しい!アドベント期間の過ごし方【いろどりのチェコ vol.5】

雪に覆われたチェコの田舎街さえ鮮やかになる季節、アドベントがやってきた

※アドベント・・・クリスマスの4週間前の日曜日からクリスマスイブまでをアドベントと呼ぶ。今年は12月3日から。

 

一年で一番大きな満月が浮かぶアドベントのある夜、わたしの住んでいる街は雪に覆われていた。月を眺めるために少し窓を開けるだけでも、凍るような冷気が入り込んでくる。

 

そんな中、街の広場でクリスマスツリーの点灯式が行われた。小さな街、極寒にも関わらず広場は人でぎっしり。この日に外へ出なければいつ出るの、といった感じだろうか。

 

17時ぴったりにツリーが点灯されるということで、広場に集まったギャラリーからカウントダウンが始まる。

 

「5、4、3、2、1・・・」

ジャーーーン!

 

ライトの右半分が故障している(笑)。

 

クスクスと笑い声が起きただけで、誰も大して気にする素振りが無いのがチェコ人らしい。「ま、そういうこともあるでしょ」と寛容なのだ。街の大事なクリスマスツリーだろうが関係ない。

 

 

さて、わたしのお楽しみは正直なところ、ツリーよりもクリスマスマーケットだ。クリスマスツリーの周りを取り囲むようにマーケットの屋台が並んでいる。

 

クリスマスマーケットといえばドイツが有名であるが、わたしは数年前に冬のドイツを旅したことがある。それまで「クリスチャンでも無いのにクリスマスなんて・・・」と冷めていたにも関わらず、その旅は、結果的にクリスマスマーケットを巡る旅となった。シュトーレンの発祥と言われているドレスデンを始め、ベルリン、ライプツィヒ、ハンブルク、マンハイムなど。本場のクリスマスマーケットを体験して以来、すっかり “クリスマス” のファンになってしまったのだ。



 

それから数年、運命とは分からないもので、わたしは隣国のチェコに住んでいる。わたしを喜ばせたのはチェコでも街ごとにクリスマスマーケットがあることだ。マーケットの屋台は一見似ているが、ドイツとは並んでいる食べ物、雑貨など、地理的な距離以上に違ってまた新鮮な気持ちで巡ることができている。

 

 

木工芸品はどこのマーケットにも必ずある。小さな木のスプーンを買った。手作りのため、同じスプーンでも少しずつ見た目が違うので、時間をかけて自分の手に馴染むものを選んでいたら、店のおじさんに「さっきから30回は見てるね」とからかわれてしまった。



チェコではお馴染みの木の人形。


テーブルに敷く飾りクロス。細やかな刺繍が美しい。




クッキーを沢山焼いてクリスマスの日まで少しずつ食べる習慣がある。意外にもクリスマスケーキは無し。


 

 

チェコは無宗教国なので、クリスマスに教会に行く人は多くない。クリスマスは、家族とごちそうを食べ、プレゼント交換をし、ゆっくり静かに過ごすための日。


アドベントに入ると家族へのプレゼントを用意し始める。早く買わないと欲しいものが品切れになるからだ。家族全員に贈るのが当たり前なので、家族が多い人は本当に大変。わたしは、おばあちゃんから赤ちゃんまで7人分用意するけれど、決して多い方では無いと思う。

 

そんな感じで、アドベントに入ると一気に慌ただしくなるのは日本の “師走” とまるで同じ。クッキーをつまみ、プレゼント選びに頭を悩ませながらも、チェコで過ごす初めてのアドベントという名の師走を楽しんでいる。

 

文・Noriko Naniwa
ブログ:http://www.howtobeczech.com

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