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パリからの小旅行 南仏コートダジュール編

秋バカンスの旅先に選んだのは南仏のコートダジュール。巨匠たちが愛した南仏は、自然豊かで美しい街並みがとっても素敵で、穏やかでのんびりした雰囲気が心地いいんです。

 
フランスでは11月1日は万聖節というカトリックの祝日にあたり、学生は二週間の秋バカンスになります。9月に新学期を迎えたばかりなのに、なんとも羨ましい。バカンスだらけのフランスです。
私はコートダジュールに行く機会が多いので、今回はパリから少し離れた憧れのリゾート地、南仏コートダジュールをご紹介しようと思います。
コートダジュールは、イタリアに隣接した南フランスの地域です。コートダジュールの都市ニース、カンヌ、サントロペは、避暑地として有名ですね。
 
まずは空の玄関口であるニースのご案内です。カラフルな建物は南仏建築の特徴です。
古くからの栄えた街の景観を守るために旧市街がそのまま維持されており、観光スポットの一つになっています。ニースにちなんだ名画の巨匠と言えば、パブロ・ピカソですね。生涯の後半を過ごした街として知られています。
 
波が防波堤に叩きつけるアンティーブの岬の先端に、ピカソ美術館があります。この美術館には主にピカソが過ごしたニースの街や、海と山を中心とした作品の所蔵がされています。館内をひと回りして一歩外へ出た瞬間に、ピカソが描いた海や山が目前に広がって見えます。外へ出てもピカソの余韻に浸ることができるは、南仏ののんびりとした空気の成せる技だと思います。
 
アンティーブの旧市街にはマルシェがあり、そこでは南仏の特産品オリーブ製品やスパイス、テキスタイルが並びます。時折蚤の市も開催されています。
アンティーブの岬から望めるリビエラの海と南アルプスの山脈が同時に眺められるこの絶景は、ピカソも作品として多く残していますね。雪山のある風景は、冬しか見られない貴重な風景なのです。
そしてコートダジュールで暮らしたアーティストはピカソ以外に、アンリ・マティス、マルク・シャガール、ジャン・コクトー、セザンヌ、ジャコメッティ、ミロ、セザールなど。コートダジュール各地に巨匠の美術館があり、名画を鑑賞することができます。
こちらはニースにあるマティスの美術館です。テラコッタ色の建築は南仏の強い日差しにと青い空にとても良く溶け込んでいます。
コートダジュールの観光は、可愛い小さな村も見逃せません。
バルボンヌという小さな村。かつて英国人が避暑に訪れた村で、英国様式の別荘が集まる街です。その頃より商人が英国製品をこの地で売買していました。少しオシャレな村です。アンティークショップも少し品揃えが違って、洗練されたものに出会えます。有名ショコラティエもこちらにアトリエを構えています。この街は町おこしが活発で、ギャラリーでのピカソ展なども頻繁に開催しています。
街の水汲み場も可愛い雰囲気ですね。
エズという岸壁の先端にそびえるローマ時代の村。城崎の岸壁みたいな急斜面の上に村が築かれている、というイメージでしょうか。コートダジュールの中でもとても古く歴史があり、紀元前のローマ時代より人が住み始め、ワインやオイルの貿易で栄え始めた村でした。現在でもローマ建築が残されている城壁跡などのポイントは、エズ村の名所になっています。
エズ村はシェーヴル・ドールというホテルが有名ですね。ハリウッドスターや世界のセレブ御用達のホテルで、コートダジュールでも一番二番を争う5つ星ホテルです。バーやカフェもあるので気軽に絶景を眺めながら、海を眺めることもできます。
村の最高峰にあるサボテン公園(名前があれですが、、、)からの景色も絶景が眺められます。高級別荘地キャプ・フェラが見えますね。右上の岬キャップ・フェラ(セレブの岬で一般車は通行禁止です。)上空は飛行禁止です!
ニースとアンティーブの間にある丘の上の街、サンポール・ド・ヴァンス。観光ガイドブックにも必ず出ていますね。マルク・シャガールが住んでいた村として有名です。
 
村の中も可愛いお店やカフェがたくさんあります。少し観光地化されていますが、景色がとても良く教会も美しいです。
個人的には、この村に隣接するマティス監修のロザリオ礼拝堂は、サンポールの村よりもコートダジュール観光の必見ポイントだと思います。(写真がなくてすいません。)
 
グールドンという小さな村。可愛い町役場が印象的。
 
景色も地中海が見渡せる広大なスポット。カフェもあり、絶景を眺めながら食事ができます。
 
映画祭でお馴染みのカンヌ。
 
夏はプライベートビーチがあるので、1日太陽にあたり、本や新聞を読みながら余暇を過ごします。
 
コートダジュールの特産品はオリーブや柑橘類、ハーブです。なんだか四国や瀬戸内海近辺と同じような生産物ですね。
マントンは柑橘類の産地です。コクトーも爽やかな香りに魅せられたのでしょうか。晩年を過ごしました。
 
南仏はオリーブオイルの産地でもあります。長い歴史のある生産者さんで13世紀からですが、19世紀になると南仏特産の代表として、多くの生産者がオイル作りに乗り出し始めました。
 
バルボンヌにある南仏の産業博物館には、オリーブオイル産業の道具や衣装、南仏農家の暮らしなどが展示されています。蚤の市で見つけられる道具が展示されており、道具の知識が高められてオススメです。
 
南仏と言えば忘れてはいけないのがラベンダー街道ですね。
どこを通っても目に飛び込んでくるラベンダー!窓を全開にして車を走らせると、ラベンダーの香りに包まれます。ここで栽培されたラベンダーは、世界一の香水アトリエの街グラースで様々なハーブ精油と調合され、世界へ出荷されていきます。(自分だけのオリジナル香水調合が体験できるところもあります。)収穫時にはラベンダー祭りが行われ、街中がラベンダー一色になります。
 
夏はマリンスポーツ、冬はアルプス山脈の最南端でスキーができる立地で、年中降雨量が少ない気候で住みやすい環境にあります。
ニースの海はコートダジュールの中でも美しい青色で有名です。この色は一見の価値ありです。なんて気持ちが良いのだ!
 
イゾラ2000。標高2000メートルの山。イタリアとの国境の街です。
 
モナコ公国は女優グレース・ケリーが嫁いだ事でも有名になりましたね。
国としては本当に小さい面積ですが、ここには世界トップクラスのホテル、レストラン、カジノがあり、春にはF1のレースが行われます。富裕層が暮らす街として知られています。
 
世界トップのホテル、オテルドパリです。アランデュカスを世に広めたルイ・キャーンズはここに入っています。(只今こちらのホテルは一部工事中です。)
 
コートダジュールをご紹介するのにはほんの一部しかお伝えできませんが、もしパリで長めの滞在をされるのであれば、少しストップオーバーを利用するなどしてコートダジュールの絵画に出会ったり、古き良き時代を感じたり、お好みに合った感動が待っていると思います。パリとは違ったフランスに出会える機会になると思います。
私は南仏で出会うアンティークが好きなので、毎度新たな感動を楽しみに南下しています。
 
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文・福島明子 (パリ在住コーディネーター)
インスタグラム https://www.instagram.com/akiko.fukushima/
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