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日の出と共に起き、日没後は働かない暮らし【いろどりのチェコ vol.3】

ヨーロッパの秋は、厳しい冬に向けて心と体を備える季節です

10月の終わりにヨーロッパでは午前3時が午前2時になった。

 

意味が分からないかもしれないが、夏時間(サマータイム)から冬時間へ変わったのだ。変わる瞬間は、夜中の3時が2時に戻って1時間分を調整するので、ファンタジーではなく公式に3時が2時に戻り、この日だけは2時台を2回過ごす。多くの人は寝ているので意識することは無いが。

 

ただでさえグングン陽が短くなっていくこの時期、例えば、昨日までの午後5時が今日は午後4時になるのだから、一気に日が短くなったように感じる。最近の日没時間は午後4時台。部屋が暗くなってくるので「そろそろ夕飯かな」と思い時計を見ると「えっ、まだ4時?!」という具合なので調子が狂う。

 

午後が短い(ように感じる)ので、時間を作るために一時間早起きをするようになった。朝は6時に起き、その時点で既に午後を回っている日本からのメールをチェックし、朝食を済ませ、地元の小さなマーケットや、笑顔の素敵な店員さんのいる八百屋に買い物に行く。人に会うことと、外の冷たい空気のおかげで肌がピリッとして一気に目が覚めるので、早朝に出かけるのは好きだ。チェコの人はとにかく朝が早く、7時台でも多くのお店が開いているのもありがたい。


郊外では庭にこだわっている人が多いので、マーケットには園芸ショップが多い

 

人々に明るい時間に行動してもらってエネルギー消費を抑えるというのがサマータイム制度の目的の一つらしいが、太陽の動きと共に生活時間を変えているわたしは、まんまと思惑通りというわけだ。こちらへ来てからというもの、天気や陽の長さに気分や体調が大きく影響を受けるようになり、自然には逆らえないなぁ、と強く思うようになった。

 


日課にしている夕方の散歩も時間を早めざるを得なくなり、4時台でもこんな感じ。散歩から戻る頃にはすっかり夜のとばりが下りている。

 

 

海外在住者にとってとても便利なKindleは夜のリラックスタイムの必需品。ハーブティーと共に。

 

ヨーロッパの秋の夜長は本当に本当に長い。クリスマスホリデーまでは大きなイベントもなくちょっとした空白期間のよう。秋はただゆっくりと体と心を慣らし、冬仕度をする準備のための季節なのである。

 

文・Noriko Naniwa

ブログ:http://www.howtobeczech.com

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