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「ポルトガルで素敵な物作り」【このごろ夢中になったり想ったり 18】

服作りと美しいポルトガルの街の思い出

以前何シーズンかポルトガルで服作りをしていた事があります。

 

ポルトガル!? 

と思われるかもしれませんが、ヨーロッパのブランドの多くがポルトガルで生産を行っています。

人件費が安いという事が大きな理由の一つではあるのですが、

とても丁寧な物作りをしているんです。

 

 

パリのオルリー空港から約2時間でポルトガルの首都リスボンに次ぐ第二の都市「ポルト」に着きます。

独特な甘みのあるポルトワインで有名です!

港のエリアの景色はとても綺麗です。

聖グレゴリウス聖堂などのある古い町並みの旧市街地区は世界遺産にも登録されています。

 

 

特に力をいれて作って貰っていたのは、

高級ランジェリーに多用されているレースの接ぎ合わせ技術。

リバーレースのスカラーの曲線の部分と生地の接ぎ合わせの部分を

特殊なミシンとテクニックで綺麗に仕上げてくれます。

直線なら普通にロック始末などで接ぎ合わせは日本でも可能ですが、

この複雑なレースの曲線に沿って接ぎ合わせるのはヨーロッパならではの伝統ある技術のひとつだと思います。

 

 

ただ生産のサイクルがいつもの日本でのイメージの様には進まないので難しかったですね、、、。

まずパターンを日本で起こしてパリに送り細かい指示をフランス語に翻訳。

リバーレースと生地をパリからポルトガルに送る。

必要なレースの染色は現地でお願いする。

色確認を日本に送ってもらって問題があれば再染色。

それからサンプルを制作。

パリで一旦採寸などチェック。

日本に送って貰って確認。

パターン修正をして同じ手順でセカンドサンプルを進行。

それをパリで受け取ってパリファッションウィーク中の合同展示会に展示して受注を受ける。

その後サンプルを日本に持ち帰り東京での展示会にて展開。

最終的にオーダー数をまとめて現地に発注。

生地とリバーレースなどの手配をして最終パターン修正をして送る。

やっと量産進行です。

 

ですのでやはり納期遅れの問題やコミュニケーション不足による細かい問題があったりで

製品自体はとても素敵でしたが時間のサイクルを見直さないとなかなか難しく

一時中断せざるを得ませんでした、、、。

 

現地の工場も技術者の高齢化とか吸収合併があったりとか

小ロットでの生産が難しくなっている状況もあります。

 

 

現地での一切を仕切ってくれていたオジサンがいるのですが

フランス語はもちろん英語も堪能なのでとても仕事がスムーズに進みました。

食材の仕事もしているらしく美味しいレストランをいろいろ案内してくれました。

何処も本当に美味しく、しかもリーズナブルでボリュームもたっぷりでした。

特に牛肉が凄かったです!

そのオジサンは食事制限をされているようで肉ではなく魚料理をチョイスしていましたが、

上手にナイフとフォークで綺麗に丁寧に食べていたのでとても印象的でした!

 

車で工場はもちろん色々なレストランに連れていってくれるのですが、

やはりヨーロッパなのでマニュアルドライブです!

山道をぐいぐいとシフトを上げ下げしながら運転していました。

ただこだわりがあるらしくナビを付けていなく頼りは地図なんです、、、。

一度迷ってなかなか工場にたどり着けない時があって、

iphoneのgoogle map で検索してあげたらすぐに判明。

オジサンはすこし悔しそうな表情を浮かべていたのを憶えています。(笑)でも無事到着でした!!

 

 

オジサンは体調も良くなり、もうステーキなんかも食べているそうです!良かった!

工場の人達も元気にされているのでしょうか!?

観光スポット以外はやや寂れた感じがするポルトですが、人々は穏やかで楽しそうに仕事をしていました。

懐かしいです。

 

 

またチャンスを見て何か一緒に仕事が出来ればと思います!

Obrigado !!

 

 

 

Bilitis dix-sept ans

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