こんな寒い日のおやつは、クレープできまり。【普段着のフランス vol.2】

【普段着のフランス vol.2】フランスは2月2日がシャンドルールといってクレープを食べる日なんですよ。クレープは、焼くときの小麦粉と卵とバターの焦げる匂いが家じゅうに広まって気持ちまで暖かくなる、寒い日のおやつなのです。

今朝のパリはマイナス2度でなんか寒いなあと思っていたら、なんと雪!

午後には止んでしまいましたが、結構たくさん降っていました。

 

こんな寒い日のおやつは、やはりクレープ。 家に帰って早速仕込みました。

 

日本ではクレープなんて今さらって感じなのかしら、なんだってある国ですからねえ。 次から次へと新しいお菓子が登場して、今流行りのお菓子って何なのかしら。

さて、日本のクレープとフランスのと決定的に違うのは、やはり食べ方です。

日本では、生クリームやらフルーツやらたくさんのせてクレープは包装紙みたいな役目?ですが フランスは、ほぼクレープの皮だけ食べるにみたいな感じです。 クレープにお砂糖振っただけとか、ジャム塗っただけとか、いたってシンプル。

子供達は手でくるくる巻いて嬉しそうに口に頰張ります。

まだ娘が小さかった頃、日本風のクレープを食べさせてあげようと思い、フルーツや生クリームやアイスをたくさん買ってフランス人の子供達をうちに呼んだのですが、娘以外、みんなホイップクリーム無しで、フルーツ無しでお願い、ということで結局日本風のクレープを誰も食べてくれませんでしたー。(涙)

なんか、がっかりというか、食文化の違いにビックリした記憶があります。

 

クレープといえばブルターニュ地方が有名ですが、パリではブルターニュへの電車が行き来するモンパルナス駅周辺に美味しいクレープ屋さんが点在しています。

 

こちらはモンパルナス地区からそれほど遠くない、おしゃれなサンジェルマンデプレ界隈にできたクレープ屋さん。明るくモダンな造りです。

こういう感じだと、ちょこっと小腹が空いた時とかに一人でも気兼ねなく入れるんですよね。もちろん食事もできます。食事用のクレープは、ガレットと呼ばれるそば粉入りのクレープです。チーズやハムや卵を一緒に焼いて出てきます。

 

そして、飲み物はリンゴの発泡酒シードル。この日私が頼んだのは、塩バターキャラメルのクレープ。日本ほどバラエティ豊かじゃありませんが、ソテーしたリンゴやナッツやアイスをのせたクレープもあります。

 

 

最近はスーパーでも出来合いのものが手に入るし、冷凍のスーパーでも見かけるし、本当に便利な世の中になりました。ガレットも売っています。

 

 

これを温めてお好みの具を挟んだりソースをかければいいだけ。おやつコーナーもクレープがいっぱい。
そりゃお手製のクレープがなんといっても美味しいですが、フランスの女性たちはみんな忙しいですからねえ。家族の多いご家庭なんて、いちいち一枚ずつ焼いてられないと思うし。 頑張って丁寧に焼いても、ペロって食べちゃう!

 

さて、我が家のキッチンで焼くクレープは、家族全員好みがバラバラでして。うちの夫はアプリコットジャムに砂糖をかけて、娘はチョコレートまたはマロンペースト、そして私はレモン汁にお砂糖かけて、といつも大体のパターンが決まっています。

 

そういえば、フランスは2月2日が「シャンドルール」といってクレープを食べる日なんですよ。この日のために早めに小麦粉とか買っておかないと、スーパーでも売り切れなんてことになりかねません。その後に続くマルディグラとかでもクレープを食べたりするので、やはり冬のおやつの定番といえるのではないでしょうか。

よく考えてみたら、夏にはあんまりクレープ食べないかも。 クレープを焼くときの、小麦粉と卵とバターの焦げる匂いが家じゅうに広まって気持ちまで暖かくなる、寒い日のおやつなのです。