就職活動のころのこと【Creation Column -Vol.24-】

【Creation Column -Vol.24-】やはり「好き」は力を発揮できる最高の原動力だと思うのです。

今回はリクエストをいただいた、就職活動のころのお話を。

 
私は美大の絵画科に通っていたので、クラスの大半の人はアーティストを志望していましたが、
私は少数派の就職組でした。
 
まずはとにかく会社というものに入ってみたくて、お金を稼いでみたかったことが動機でした。
「絵を描ける仕事に就きたい」というシンプルな気持ちはありましたが、就職課にある膨大な会社情報を目にし、
 
それらが絵の技術を活かせる仕事内容ではあっても、
果たして自分に出来るのだろうか、合うのだろうか、
好きな感じじゃなくても、絵が描ける仕事ってだけで
幸せなことなのかな?仕事ってそういうことか…
など、自問自答の日々が続いていました。
 
 
就職活動の渦に入ると、「こうするべきだ」などいろいろな情報がたくさん入ってきて、気持ちが左右されます。
 
今思い返すと、なぜ自分本位にしなかったのだろう?と思います。もっと我がままでよかったのに、と。
 
まずしなければならなかったことは、自分の好きなことを知ること、でした。
それが「絵を描くこと」という大くくりなものだったため、曖昧な就職活動は続きました。
 
その中でもピンときたのが小学生のころから好きだった雑貨ブランドでのデザイナーのお仕事でした。
これだ!と思って、何日も徹夜をして試験突破のための作品作りをしました。
結果、試験には合格、内定をいただきました。
 
 
入社後はがむしゃらに仕事をこなす日々で、絵を描いて、商品になって
幸せなんだな、と思ってはいましたが
もしかしたら、違うのかもしれない、という気持ちも生まれたりしました。
 
その後今のイラストレーターと広告系会社のデザイナーとの両立に行き着きました。
 
 
私の場合、本当にやりたいことにたどり着くまでに何年もかかってしまったので、とてもスローな人生だなあと思いますが、初めて就職した中で得たことも本当にたくさんありました。
自分の気持ちがクリアになっていった期間でもあり、そんな遠回りも悪くないかなと今となっては思います。
 
 
 
ひとつ言えるのは、就活だからといって自分の気持ちに蓋をしないということです。
 
好きなことが仕事になることが最高なのかは人それぞれだと思いますし、
好きなことをするために仕事は仕事と割り切るのも良いと思います
 
でもやはり「好き」は力を発揮できる最高の原動力だと思うのです。
 
 
好きなものなんてわからない、って思ったら好きなものを集めてみてください。
拾ったフライヤーや雑誌の切り抜きでもいいし、気になった言葉や読んだ本の一文なんかを。
とにかくスクラップしてファイルやノートにまとめてみてください
たくさん集まったものを眺めたとき、何かふっと見えてくるものがあると思います。
 
 
こんなことを偉そうに言ってる自分も、今もずっと模索中です。
悩んで、何か成し遂げたときには一瞬ハッピーになって、
また考えて…の繰り返しです。
 
就活をする上でのちょっとしたヒントやスパイスになれれば嬉しいです。
がんばっていきましょう。
 
 
 
【Creation Column】
 
Vol.23 ひとつひとつにストーリーがある、オリジナルファブリックを使用した作品作り。
Vol.22 サンフランシスコ近郊にて、アンティーク&ヴィンテージショップ巡り。
Vol.21 アトリエに住んでいる、ちいさな友人たち。