ところでフィレンツェ、どんな街?【フィレンツェねこ歩き vol.2】

花の女神フローラが語源になっているとされる、
イタリア中部トスカーナの州都フィレンツェ。

(花の都といいつつ、
街なかにそれほど花が溢れている、というわけでもありません。あしからず)

 

イタリアのなかでも代表的な観光都市で、
街を歩いていると年々観光客が増えている印象ですが、
トランビア (路面電車) の整備や、空港の拡張計画が進みつつあり、
今後フィレンツェを訪れるひとがますます増えそうな予感です。

どんどん便利になっていくフィレンツェですが、
チェントロ ストーリコ (歴史地区) はまるっと世界遺産なだけに、
中世の街並みや景観が大切に守られています。

 

今回は、そんな世界遺産の街フィレンツェについて
ざっくりご紹介したいと思います。

わたしたち日本人にとってフィレンツェといえば、
フィレンツェとミラノを舞台にした映画 [冷静と情熱のあいだ] でしょうか。
オープニングのパノラマや、鐘の鳴り響くドゥオモの空撮映像、
それからヒロインのあおいの衣装がいちいち素敵なのが印象的でした。

トム ハンクス主演の [INFERNO インフェルノ] も記憶に新しいです。
フィレンツェの街並みを疾走するシーンはスリル満点でした。

ちなみに、この映画の撮影時わたしは福岡におり、フィレンツェにいる伊友から
「最近映画の撮影をやってて、いろんなところが封鎖されてるよ」との情報が。
しかし伊友は古い映画かドキュメンタリーにしか興味がなく、
トム ハンクスを知りませんでした。。なんとまぁ、もったいない!

[INFERNO] はイタリア語で [地獄] の意。
映画 [INFERNO] は、ダンテの神曲 [地獄篇] を主題とした
[ダ ヴィンチ コード] [天使と悪魔] に続く
ダン ブラウンのミステリー超大作です。

ダンテは、フィレンツェ出身の詩人です。
自身の著作の多くをフィレンツェの言葉で残し、
イタリア語の礎を築いたとして [イタリア語の父] といわれます。
そのため、フィレンツェの言葉は標準のイタリア語に近く、
イタリア語を学びに多くの留学生が集まるんだそうです。

映画 [INFERNO] では、
ボッティチェッリの絵画 [地獄の見取り図] もミステリーを紐解く鍵になっていました。
フィレンツェについて知るには、美術史的観点も重要です。

 

14世紀末から16世紀にかけてイタリアで起こった [ルネサンス] は、
ここフィレンツェで花開きました。
ルネサンスとは、人間こそが美しいと考えられていた
ギリシャ・ローマの古典文化を復興しようとした芸術運動です。

銀行家、実業家、政治家としてフィレンツェで実権を握ったメディチ家がパトロンとなり、
ボッティチェッリを含む、多くの名だたる巨匠が輩出されました。

ざっくりと言いつつ、ついついマニアックになってしまいました ^ ^;

[屋根のない美術館] と称されるフィレンツェ。
時が止まったかのような中世の街並みと
ルネサンスの空気を味わいに訪れてみては ^ ^

 

foto, disegno / design il NODO

web ・ Instagram ・ LINE STORE ・ minne ・ Creema