浅草で出会ったアイスの話前編ーしろくまー【甲斐みのりの隙間の時間】

初夏に『アイスの旅』を発売してからというもの、ますますアイス熱は高まるばかり。

 

外で仕事があるときは、訪れた街の和洋菓子屋や喫茶店に立ち寄って、アイスを食べて帰るのが習慣化しています。

 

一人だと食べられる量に限りがあるけれど、アシスタントのMさんと一緒ならば胃袋は2倍。アイスと温かい飲み物を交互に口に運んで完食したのち、さらなるアイスを求めて店から店へハシゴするのが日常的に。食べることに貪欲で、旅やまち歩きの中心が「食」にある私にとって、同行者と嗜好や価値観が似通っているのはとてもありがたいこと。次はいつこのまちに来ることができるかと思うほど、あれもこれも食べておきたいと気が急いてしまいがちなのですが、隣でゆったり冷静に、状況を判断してくれるMさんにはいつも助けられています。

浅草水口
カレー味の「いり豚」が名物の定食屋「水口」

 

浅草水口
水口ではいり豚(単品)と、フライセットを注文。二人で分けて堪能しました

 

この日は午前中の早い時間から、浅草の東京都立産業貿易センターが会場の「紙博」でトークショー。朝からの雨降りにもかかわらず、多くの来場者で熱気に包まれる中、「紙とお菓子の甘い関係」と題して、アイス・お菓子・パンのパッケージを中心にお話ししました。

 

 

無事に45分のトークを終えたあとは、会場をぐるり。出店者の皆さん趣向を凝らしたブースや商品作りをおこなっており、ノートや、手紙道具や、マスキングテープや、包み紙や、紙雑貨好きにとってはたまらないものばかり。私自身ももちろんですが、子どもも大人も、弾むように会場を巡り、好きなものと向き合う時間を楽しんでいるのが伝わってきました。

 

昼過ぎに会場を出て、昭和25年創業の老舗定食屋で軽く食事を済ませ、その後は待ちに待ったアイスの時間。浅草・雷門からすぐの「あんみつ抹茶処 雷門まとい」で、鹿児島名物のかき氷をアレンジした「しろくま」をいただきました。

雷門まとい しろくま
鹿児島の名物かき氷「しろくま」をアレンジしたもの。特製カラメルソースをかけて味わいます

 

雷門まとい しろくま
横顔もチャーミング

 

耳はアンズ。鼻はバニラアイスにあずき豆。特製カラメルソースとミルクをかけて、Mさんと二人でスプーンをカシャカシャ。氷が溶けてできたミルク水も、また格別。最後に出してもらった熱々のほうじ茶のおかげで、冷えた体もほかほかに。さあ、一日はまだ長い。小雨の浅草を早足で、次の店へと向かいました。

 

昭和40年代のメニューを再現したという「昭和の憧れデザート プリンアラモード」がメニューに。こちらは次回のお楽しみ

 

甲斐みのりInstagram @minori_loule