「旅するデザイナー」がおすすめする旅先でのお土産たち!【vol.32 香川県高松市/さぬきマルベリーティー】

昨年の春、夏、秋と3回にわたり計107日間開催されていた、瀬戸内国際芸術祭2019。今回はこの時に出会った、気になるお土産をご紹介させていただきます。瀬戸内国際芸術祭とは、会期中に取り組まれるアートを通じて地域の魅力を伝え、再生を目指す。という3年ごとに瀬戸内海の島々で行われる芸術祭のことを言います。

男木島の港。細い路地がたくさんある男木島は迷路のようでワクワクします。

栗真由美さんの「記憶のボトル」は光と写真が幻想的で美しい空間でした。

遠藤利克さんの「Trieb – 家」の突如現れる水と、その勢いには衝撃が走りました。

女木島にある木村崇人さんの「カモメの駐車場」は愛知県の佐久島などでも見ることができます。

「島の中の小さなお店」プロジェクトの「ランドリー」。レアンドロ・エルリッヒさんの作品。

 

黒潮や対馬海流の波とは違い、いつも美しく穏やかな瀬戸内海は、古くからたくさんの船が行き交う日本列島の大動脈でもあります。現代アートを求めて瀬戸内海を船で移動し、それぞれの島におじゃまするのですが、アートを通して伝えられる島と海の魅力は私たちの想像を超えたものでした。アートだけでなく、来島者のサポートや案内のサイン、チラシなどのグラフィックデザインもとても作品性が高く、そして何より島民の芸術祭への理解が深いように感じました。皆さん笑顔で挨拶してくださり、たくさんの観光客に変らず日常を見せてくれていたのです。世界中からたくさんの人が集まる理由がこれらにあるような気がします。

この時に出会ったのが「さぬきマルベリーティー」。桑(マルベリー)の葉を使ったノンカフェインのお茶です。さぬきマルベリーティーは地元生産者のおばちゃんたちによって作られています。桑の葉100%のものと、瀬戸内素材のフレーバーを加えたものがあります。

  

桑の原産地は中国北部から朝鮮半島とされています。日本には3世紀頃、葉を飼料とする蚕とともに伝えられたそう。6世紀はじめに記された本草学の最初の書「神農本草経」の中に桑の葉の薬効が記載されており、葉を日陰干ししたものを「神仙茶」と呼び、古くから愛飲されてきたそうです。

ティーバッグになっているので、すぐに飲む事ができて便利です。

さぬきマルベリーティー用の茶葉は、生葉100kgからわずか約25kgしかできません。これは、採集・摘み取りをした後に、適度な大きさに裁断して蒸気にかけて揉んで乾燥させる、という日本茶と同じ製法で作っているためですが、この製法で作ることで美しい深緑で甘い香りのお茶に仕上がります。また、通常の桑の葉の4倍に濃縮されるので、タンパク質やミネラル(鉄、カルシウム、亜鉛など)、葉酸などの自然栄養成分を比較的高い濃度で摂取することができるのです。ほんのりとろみがあって、口当たりも優しく、桑の葉を使っているので、通常の日本茶特有の苦味はほとんどなく、もちろんノンカフェイン。お子様や妊娠中の方も安心して飲む事ができます。おばちゃん達のイラストがパッケージになっていてお茶らしからぬビジュアルが可愛いのです。自分用にも、マタニティギフトにもオススメです。

次回の芸術祭はまた3年後の予定ですが、常設のアートは見る事ができ、島々の様子は変らず伺う事ができます。ホッとひと息つきたくなったら、島を見ながらマルベリーティーを飲みに出かけてみては。

 

さぬきマルベリーティー

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