樹のくぼみに小さな祠も。良い気に満ちた埼玉の桶川稲荷神社【旅の途中の神様訪問】

人の住むところには、必ず神社やお寺があります。
そこに住む人々の暮らしを心静かに見守り、悩み事を解決してきた神様たち。

これは、旅の途中で出会った神社やお寺にちょっと寄り道させてもらい、神様訪問をした記録です。

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埼玉・桶川のパワースポット《桶川稲荷神社》

桶川駅から徒歩15分ほどの桶川市寿2丁目にある桶川稲荷神社。
「寿」という地名が、すでに縁起の良い印象です。

桶川稲荷神社の創建は長承3年(1134年)もしくは嘉禄年間(1225〜1227年)と、正式な年代は不明のようです。元禄6年(1693年)に桶川宿の鎮守となった後、明治6年(1873年)に桶川町の村社になったとのこと。

境内には本殿、幣殿、拝殿の他に、八雲社、雷電社、琴平社、阿夫利社が祀られています。

写真は拝殿の様子。幣殿もあり靴を脱いで本殿近くでお参りすることもできます。

こちらは稲荷神社なので、ご祭神は宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)となります。
五穀豊穣と商売繁盛のご利益を授けてくれる”お稲荷さん”として、全国の社で信仰されている神様です。京都伏見稲荷大社が主祭神としても知られています。

境内の末社として、八雲社(写真左)と阿夫利社(写真右)があります。
八雲社の右隣に琴平社があるのですが、老朽化のためか現在は近寄れない状態でした。

雷電社は本殿横にあります。

手水舎の前には狛犬ではなくお稲荷さんが鎮座。

残念ながら立ち寄った日は末社の扉が閉まっていたのですが、境内では地元の方が年始の準備で新しいしめ縄を取り付けたりお守りや破魔矢などを揃えたりと、ちょっとした賑わいがありました。

重要文化財の《稲荷神社の力石》

桶川稲荷神社で有名なのが、市の指定文化財になっている「力石」。

力石とは、当時の若者が「力比べ」のために使った石。
こちらに残っている力石は、長さ1.25m、幅0.67m、厚さ0.4m、重さ610kgの楕円形で、全国各地に残る力石の中では日本一重いといわれています。

石には、610kgを上げることができた人物として江戸一番の力持ち「三ノ宮卯之助」という力士をはじめとする12人の名前が刻まれています。

当時の絵をよく見ると足で上げているのがわかります。石の持ち上げ方はどうやら自由な様子。持ち上げている人もすごいですが、その上に片足で立っている人もすごい。

地元の和菓子屋さんには「力石饅頭」も売っていました。
◎栄屋菓子舗の力石饅頭

樹のくぼみにある小さな祠のお稲荷さん

神楽殿の後ろに背の高い大きな樹があります。

この樹のくぼみには小さなお稲荷さんの祠が祀られています。

地元の方が手づくりした小さな祠ですが、こちらにも神主さんがちゃんと魂を込めたとうかがいました。
また、同じ方がつくった鶴の造形が幣殿の天井に飾られているので、立ち寄った際にはぜひ見てほしいです。

清々しい気に満ちている寿地域の氏神様

桶川稲荷神社は地域での信仰が深い氏神様ですが、訪ねてみると境内はすっきりと気持ちの良い空気で満ちていました。心が洗われるような、とてもいい気が流れているのが感じ取れます。

2019年はありとあらゆる神様に欲深いお願いを重ねてきた筆者。
(欲にまみれていてなんとも恥ずかしい…)
ようやくですが、最近は場所からパワーをもらうのだから、その分きちんと感謝もしなければいけないと考えられるようになりました。

パワースポットと呼ばれる有名な神社も気になりますが、小さくても気持ち良い空気が流れている清い場所の神様も、今後訪問していきたいと思います。

新年は餅つきも開催。毎年多くの人で賑わう地元の神社

桶川稲荷神社では、大晦日から新年にかけて境内での餅つきと餅振る舞いもあるそう。
おみくじがひけるのも新年のみ。
(普段の日は御朱印のみ対応、おみくじはありません。)
地元の方もフレンドリーでいろいろなお話を聞かせてくださいました!

近くを訪れた際はぜひ立ち寄ってほしいパワースポットです。

 

桶川稲荷神社
埼玉県桶川市寿2丁目14−23
048-773-2897