「旅するデザイナー」がおすすめする旅先でのお土産たち!【vol.30 屋久島・安房森林軌道/ノマドカフェの無農薬ジンジャーシロップ】

旅をするようになってから廃線跡や線路跡に魅力を感じるようになりました。たくさんのストーリーを持った人々や物資を長年運んでいた汽車や電車は様々なものを想像させます。安房森林軌道とは屋久島にある日本で唯一現役稼動している森林鉄道のこと。そんな線路を永遠と歩いてみたい!と思ったのが屋久島との出会いでした。

旅の目的地にメジャーな場所をあまり選択しない傾向があるのですが「長距離 線路を歩く」で検索をするとどうしても「屋久島」が出てきます。屋久島は縄文杉のイメージが強いので、他にも散策できる廃線跡を全国探したのですが、Google先生はどうしても長距離を歩くには屋久島をおすすめするのです。そんなにおすすめするのなら、わかりました、行こうじゃないですか! と、鹿児島行きの飛行機を予約したのでした。

出発当日、なんと屋久島は台風が直撃。とりあえず鹿児島空港まで来たものの、屋久島行きの船は全便欠航。飛行機も次々に欠航。しかし、いつも旅運が強く、目的地へたどり着けなかったことはほとんどないため、予約していた最終の便だけは飛ぶだろうと根拠のない自信があり、もうすぐ屋久島に上陸しそうな台風の進路図を見ながら空港スタッフの動きを見守っていました。そして本当に奇跡的に最終の便だけ飛ぶことになりなんとか暴風の中、屋久島に到着。

屋久島は島の約90%が森林。屋久杉自生林など島の約21%が世界遺産に登録されています。そんな自然豊かな屋久島ですが「月に35日雨が降る」と言われる程、雨もたっぷり降ることで有名です。運が良ければ、鹿や猿といった野生動物とも会えます。

実はあまり登山の経験がなく、屋久島の縄文杉までの道のりが中級レベルの登山であるということを知ったのは登り始めてから。しかし私の目的は縄文杉ではなく、一生分線路を歩くこと! 大雨の中、安房森林軌道の線路を歩きます。トロッコ道は一見歩きやすそうに見えますが、実際には枕木と歩幅が合わず苦労しましたが、縄文杉までは往復約10時間。その間約5時間近く美しい屋久杉の森を見ながら線路を歩くことができました。

そんな屋久島でメジャーなお土産といえば、屋久杉製品や芋焼酎三岳、たんかんなどの食べ物。色々ありますが、今回私がオススメしたいのは「ノマドカフェ」が作るオリジナルのジンジャーシロップです。このジンジャーシロップ、とにかく生姜の味も香りも濃い!のです。これはこれからの時期、風邪をひいた時、寒くて体を温めたい時に最高なのでは!生姜は地元産の無農薬の生の生姜を使用しているとのこと。生姜を丁寧に洗って、皮を剥いて、シロップにし、一本一本手作業で瓶詰めして、ラベルを貼っていく。生姜は乾燥ではなく生の生姜を使う事で、濃厚さとフレッシュさに違いが出てくるそう。丁寧に製品づくりをされているため生産量が限られてしまい、品切れになることもあるようです。種子島産のきび砂糖と屋久島産のタンカンピールを使用した上品な甘さと、ピリッとくるキレのある深い味わいを楽しめます。パッケージもシンプルでとても上品。お土産にぴったりです。

神の島とも呼ばれる屋久島はトレッキングだけでなく、海で泳いだり、ウミガメに会えたり、温泉もあったり、ご飯も美味しかったりと、以外と知られていない楽しみ方がたくさん。自然を愛する登山客やガイドさんが日本中から集まる屋久島は、目に見えない神秘的な空気に包まれているかのように、森も山も海も人も一体感を感じる不思議な島でした。

 

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