空の上のレストラン【てんてこ舞 in Brooklyn vol.3】

【てんてこ舞 in Brooklyn vol.3】

幼い頃から飛行機が空の上が大好きだった。
大人になるにつれ、それは激しさを増していった…
ネイルサロンもエステもブランドバックもダイヤも要らない。
欲しいのは空の上のなにも繋がらない自分だけのあの時間だ。
今回は今までコツコツ貯めたマイルを一気に使い夢のファーストクラス。
8時間のファーストクラスラウンジでの準備運動を終え、いよいよ機内へ…
私のチケットはなんとラッキーにも「1-A」

 



 

それは私にはどんなスウィートルームより興奮する特別な処。
機内で最初のサービスを受けるのは「1-A」のお客様。
普通だと石油王みたいなお客様がお座りになっていらっしゃるだろうに…今日はパジャマの私だ。。笑

ますば部屋に入るとシャンパンサービス。

 

 

 

 

CAさん「塩山様いつもご搭乗ありがとうございます……」
私「一生に一度のファーストクラスです。1秒も惜しいので私が寝たら叩き起こして下さい!」
CAさんにっこり余裕で「お休みの際のリラクシングウェアー、エアウィーブのマットレスもご用意していますいつでもお申し付け下さい」

流石、居心地ではなく住み心地を追求した空間だ。

素晴らしいシートにアメニティとパジャマはドイツの「ポルシェデザイン」

 

 

ワクワクが止まらない中いよいよ離陸。
しばらくしてシートベルトサインが消えると待ってましたのお食事タイム。
おしぼりが配られる…あぁ程よい良い香り。

おしぼりだけでなくラウンジでも香るJALオリジナルアロマは「チャーリーとチョコレート工場」の映画館内でチョコレートの香りを流した香りの専門家「プロモーツ」による調合だそう。
これは海外からのお客様を掴むなぁと感心しているとメニューを渡された「この便のシェフは私が務めさせていただきます!どうぞお楽しみ下さい^ ^」可愛らしい若いCAさん。
あぁ羨ましい。私もお手伝いしたい気持ちを抑えメニューを開くと日本が世界に誇るスターシェフ達。
これからが日本の翼の本領発揮だ。

 

和食は「龍吟」洋食は「SUGALABO」
顔の好みでいうと和食だけれど…んー選べない!
で「すみません、私お料理の仕事をしていて可能な範囲で良いので両方見せていただけませんか?食べれなくても見るだけでも…」と無茶なお願いに、ベテランCAさん余裕な微笑み。
なんとビジネスクラス、エコノミークラスのお料理を盛り込んだコース仕立てだ。

 

洋食のアミューズからスタート。
須賀シェフのキャビアの最中はサクサクの最中に好きなだけキャビアを挟む。焼き印もナイスだが貝スプーンに感激だ。



 

バターは無塩に食感のある塩と胡椒の塩漬けが乗せるタイプにはやられた…

 



 

続けて先付けはビジネスクラスメニュー「くろぎ」胡麻豆腐山葵のせ
「山田チカラ」フレッシュチーズとトマトのムース。

 

 

一体何処でつくってるの?お寺もケータリングはじめたの?なレベル。
次はお椀。
桜舞う筍真蒸の椀煮鮑を添えた贅沢仕立て。
ちゃんと筍の香りがする。機内食でこのシャキシャキ瑞々しさはあり得ない…

 

 

 

海鮮は車海老と平貝の若竹仕立て、じゃが芋の冷製うに茶碗蒸しキャビア乗せ。

 

 

先にキャビア最中を食べた事はうっかり忘れていた事にして、私がキャビア中毒に見えたのだろう。
メインは須賀シェフの比内地鶏ポトフ仕立てきりたんぽ風に龍吟の白ご飯にちりめん山椒のせ。
雪蔵今摺米を機内で炊きあげていて粘りと甘みがある美味しいごはん。
小さく丸めてスープの中にそっと入れるときりたんぽになった。当たり前か…

 



 

他にもたくさん見せて頂きお酒も頂き少し席を外した間に戻るとベットメイキングが…
旅館か!

 



一瞬寝たが直ぐに起き上がり映画三昧。
そうこうしていると窓の外は別世界…
2回目の食事タイムに入った。

 

 

 

ちょっとずつ出して下さり最後にはエコノミークラスからスープストックトーキョーのプレートが来たのには驚いた。
このCAさんと地上でサシで飲みたいと心から思った。気があうに違いない…
14時間の夢の世界。
間も無く着陸態勢に入ります…

 

 

 

あぁどうかまだ飛んでいて…着かないで…
ずっと飛んでいたいと思ったところで雷雨のために2時間遅れのJFK国際空港へ到着。
幸先良いのか悪いのか
いよいよ私の新しい人生が始まった。

 

塩山 舞
http://maishioyama.com/