日本初の国産デニムメーカーとのコラボレーション
今回ご紹介するのは、『MHL』と『CANTON OVERALLS』とのコラボレーションデニム。
1963年に日本で初めてCANTON COTTON MILLS社製のデニム地を輸入した本格国産ジーンズとして生まれたCANTON。1970年代以降には勢いをなくし活動を休止するも、2008年にブランド名を「CANTON OVERALLS」と改め、デニム地の生産も日本を拠点にして復活を遂げました。当時のこだわりを継承した高品質なものづくりと、現代におけるワークウェアの機能性を追求し続けています。
そしてMHL 2013年春夏シーズンのコレクションで初めてコラボレーションを発表。このコラボレーションでは、あえてヨーロッパらしいワークウェアのディテールを用い、ワークジャケットやペインタートラウザーズなどにフォーカス。毎シーズン少しずつ改良を加えながら時代に合わせてモダナイズしたデザインを提案しています。
ヴィンテージワークウェアをMHL流にアップデート

ヴィンテージのワークウェアからインスパイアされたトラウザーズシルエットに、幅の広い見返し仕様の裾がポイントになった1本。
膨らみとコシを持ったライトオンスデニムを使用しているため、春夏シーズンにも快適に穿けるのが嬉しい。
穿き込んでいくうちに風合いが味わい深くなっていく経年変化も楽しみのひとつです。
色落ちの加工のされていない濃いインディゴブルーはカジュアルになりすぎず、きれいめな印象で着こなすこともできるので、幅広いスタイリングを楽しめそう。
MHLらしいリラクシーなシルエットとパターンカッティングに、強度を追求した縫製や多様なセルビッジ使いなど、随所に施されたディテールにCANTON OVERALLSのクラフトマンシップを感じることができます。
実用的で機能的な本格デニムを、MHLらしいモダンなデザインに落とし込んだコラボアイテム。このスペシャルな1本を春からのワードローブに取り入れてみませんか?
MHL
https://www.margarethowell.jp/
photograph:kimyongduck
styling:Rina Taruyama
text : Yu Konisho