新しい香りに出会いたくなる、秋。フランスのフレグランスメゾン『diptyque』で探して

洋服を着替えるようにフレグランスもチェンジしたくなる、初秋。人気の『diptyque』の香りがミステリアスな女性像を描き出します。
(左から) フレグランスキャンドル レリード 220g ¥10,700、オードパルファン サン・ジェルマン大通り34番地 75ml ¥23,000(ともに期間限定発売中)/diptyque

 

 

古いフランス語で「二つ折りの絵屏風」の意味を持つ、『diptyque(ディプティック)』。フランス本国では、香りだけに止まらず、ギフトアイテムや文房具など幅広いアイテムでその独自の哲学を伝えています。

 

日本ではすっかりお馴染みとなった、香りのアイテムの一つ一つにあるストーリーはミステリアスな魅力を感じさせながら、美しいデザインを持たせながら世界観を余すところなく表現。香りそのものはもちろん、パッケージデザインからもブランドのDNAの息遣いを感じさせてくれるアイテムは多くの支持を集めています。

 

 

ブランドにとって大切な数字、“34”を付した限定コレクション

 

 

2014年から続く「コレクション 34」は、創業者3人の冒険を愛する精神へのオマージュ。毎年、見直されては少しずつ進化し続けるスペシャルな限定アイテムは、今年も8月の終わりに期間限定で発売されました。

 

キャンドルは、ギリシャ神話に登場する、“ペロポネソス半島で放浪する牧神の午後”から着想を得たフレグランス「オーデリード」を想い起こさせ、神秘的な香りで包み込んでくれます。ビターオレンジの皮に野生のラベンダー、そこにひとつまみのスパイス、ナツメグをプラス。マットな黒のパッケージに投影した香りに、モダンでクールな調和を感じさせてくれるはず。

 

一方のフレグランスも一貫して、“サン=ジェルマン大通り34番地”がテーマ。ダイナミックさのあるサンダルウッドをベースに、インドの起源するオーストラリア産のサンタルが混じり合った香りは、官能的でオリエンタルな雰囲気。これまでとは違う解釈で、新たな香りに出会わせてくれます。

 

 

(左から) オードパルファン テンポ 75ml ¥19,000、オードパルファン フルール ドゥ ポー 75ml ¥19,000/diptyque

 

 

切なくも美しい秋の季節を一緒に過ごしたい、2つの香り

 

幅広い世代で愛されている『diptyque』のフレグランス。レギュラーアイテムの中から、秋という季節にぴったりの、重厚感のある人気の香り2種をご紹介します。

 

まずは、「オードパルファン テンポ」。パチュリをメインにした香りは情熱的で、滑らか。清冽な湧き水を想像させるほどのパワフルさに、やわらかいシダーノートを与えた香りは、スエードのようなやさしさを重ねさせてくれます。

 

そして、「オードパルファン フルール ドゥ ポー」は、ウッディさを内包したアイリスの花に存在感のあるムスクの組み合わせが、個性的でユーモラス。それでいて、どこかほっとする優しさを感じさせる人気作です。

 

 

オードトワレ ロー 100ml ¥16,000/diptyque

 

 

『diptyque』フレグランスのシグネチャー

 

 

クリエイティブな仲間の3人によって誕生した『diptyque』は、パリのサン・ジェルマン通り34番地でスタートしました。

香りのプロダクトは、1963年から。そのフレグランスキャンドルに続いて、1968年には最初のオードトワレ「ロー(L’Eau)」を発表。それらクリエーションの全ては、過去からの豊かな遺産に導かれているといい、他に見ることのない独特のフレグランスが生み出されています。

 

 

 

03-6450-5735(diptyque japan)

https://www.diptyqueparis.com/

 

 

photograph:Hiroshi Nakamura
styling:Saori Ikeda
text : Akira Watanabe