コンロを使わずにあっという間に沸騰したお湯を沸かすことができる電気ケトルは、自宅のキッチンやオフィスで頼れる相棒。朝や午後のひと休みに温かい飲み物を、小腹の空いた深夜にカップ麺を手軽に用意することができる。
沸騰したら自然に止まるので、なにか作業している時でもガスコンロのように常に気にかける必要がなくほんとうに便利。ただひとつだけいつも使いにくさを感じていたのが、コーヒーを淹れるときだった。広い注ぎ口はゆっくり少しずつお湯を注ぎたいハンドドリップには向かず、結局はお湯を別のポットに移して注いでいた。
『BALMUDA』(バルミューダ)から発売されている「BALMUDA The Pot」はそんな二度手間も解消してくれる革新的な電気ケトルで、デザインも既存のアイテムとは一線を画す。
細いノズルはドリップの時にはゆっくりと紅茶やカップ麺の時にはすばやく、注ぎ方の緩急をコントロールすることができ、ハンドドリップでの淹れやすさはもちろん、ほかの時でも扱いやすい作りに。湯切れもよく、狙ったところに注ぎやすいように設計されているのでいつもより上手にコーヒーを淹れることができそう。
すっと手になじむハンドル部分には小さなネオン管を使った電源ランプが付いていて、優しい灯りが湯沸かしの時間までほっこりと温かい気持ちにさせる。
ステンレスに塗装を施したマットな質感は陶器や木製の器と並べてもなじみやすく、キッチンやダイニングテーブルに置いてもおしゃれなムードを損なわない。スタイリッシュなブラックとやわらかなホワイトは、空間に合わせて選んで。
BALMUDA The Pot 各¥11000
BALMUDA
0120-686-717
photograph:kimyongduck
styling:Mari Nagasaka
text : Momoko Yokomizo