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映画の枠を超えた手のひらサイズの小さな世界【EAST TOKYO散歩3】

お菓子を作って自分を表現、お菓子を通してコミュニケーション。

浅草駅から徒歩10分くらい歩いたところにある小さなアトリエ。
ここは、cinecaの「四月」というお店。
どうして四月って名前なのですか?と聞いたところ、
映画監督のオタール・イオセリアーニさんが一番最初に作った長編作品が
四月というタイトルの映画で、恋人たちの恋のはじまりについての物語なのだけど、
そこで描かれる「初心」というテーマに共鳴して、名前を拝借したとのことです。
 
日本でも、一般的には色々な「始まりの月」でもあり、
初々しさやそう言ったことも、関係しているのかもしれませんね。
外観も可愛い感じです。
 
 
 
そもそもcinecaの土谷みおさんのお菓子作りは「映画」を題材にしていて、
その中で出てくる表現や五感に響くものなどから、
創案、制作をしているお菓子の繊細な表現にはいつも驚きます。
 
 
 
 
例えば、このゼリー。っていうかゼリー??
ミヒャエル・ハネケの映画「カフカの城」から、インスピレーションを受け、
ストーリーの大きな事実のほんの一部しか見えてこない様を「氷山の一角」と形象し、
その言葉から表現した「氷山の一角ゼリー」という一品です。
ブラマンジェとさっぱりリキュールのゼリーの融合。
しょっぱなから想像を超えてます…
 
 
 
こちらは、普通の石ころ。そう、海や川や山にある石ころです。
でも石ころのラムネ。これは、映画「潜水服は蝶の夢を見る」という映画を見て、
考えたものだそうです。
 
 
こちらは花やハーブを閉じ込めた標本のような砂糖菓子。
ここまでくるとお菓子というよりアートピースな感じですね。
映画「シルビアのいる街で」を観て考えたそうです。
 
 
 
cinecaのお菓子一つ一つに物語があって、
それぞれのお菓子が交わらずにその世界が確立されるような、
一つの劇場みたいに見えつつ、そこが入り口となるような”場”を作れたらと、
デザイナーの野本哲平さんに什器を制作してもらったそう。
窓枠みたいでとっても可愛いですね。
 
 
 
店内が狭いぶん、足元を邪魔にしないように工夫したり、
アーチ状にすることで、柔らかいフォルムでデザインしていました。
今は余白を残してコーディネートしていて、今後は少しずつカスタマイズしていくそうです。
棚は取り外しができるので、このままイベントに持っていくことも想定して作ったとか。
それは賢い!!
 
 
 
そして、cinecaの代表的な作品でもあるパレット。
アイシングを絵の具にして、パレットはジンジャーの効いた
スパイシーなクッキー。パレットに見立てた食べられるパレット。
こちらは映画「セラフィーヌの庭」から考えたそうです。
 
 
cinecaは土谷さん1人で制作しているので、ショップは
月に1日だけオープンする予定です。9月は24日(日)のみ。
(詳しくはウェブサイトでチェック)
 
今後は、もう少し営業日を増やしたいと言っていましたが、
制作も一人でとなると、なかなか難しいですよね。
でも、この世界観にとっても吸い込まれます。
ぜひ行ってみてください。
 
アトリエcineca「四月」
 
 (9月の営業日は24日のみです)
 
住所 台東区浅草4-2-7

営業時間 11:00 ~ 18:00 

http://cineca.si/

https://www.instagram.com/cineca/

 

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