夜の美術館 11月17日(日)まで開催中 「バスキア展 MADE IN JAPAN」は見逃せない!

誰もが一度は目にしたことがあるのでは?落書きアートのようなヒップでホップな鮮やかな絵、文字がそこここに散りばめられた絵。27歳で早逝したバスキアの展覧会へ行ってきました。

 

始まったばかりと思っていたら、季節が進むのは早い!もう、今週末で終わってしまう「バスキア展 MADE IN JAPAN」。前回、3回目の「塩田千春展」へ行ったときに、一緒に「バスキア展」も観てこよう!と張り切って開館時間の10時につくように森美術館へ向かったものの、「バスキア展」も長蛇の列。年間パスを持っているので、森美術館で開催されている「塩田千春展」はすぐにチケットに交換できるのですが、「バスキア展」は、「森アーツセンターギャラリー」で開催されているため、入場券が別に必要になります。そのあとの予定があったので、「バスキア展」は断念。そして、再挑戦したのが10月下旬の日曜日、9月21日から始まっている「バスキア展」も、もう折り返しに入っていた頃、でも、この日も長蛇の列。入場券を購入するまでに20分以上並びました。「土日は混んでいるということか」と、おとなしく列に並んでいると、そこから先は、もう、人、人、人。会場の中は軽い朝のラッシュなみの人。「バスキア展」の人気の高さが伺えます。

 

これが有名な123億円の

あの、前澤社長が落札したのがこちら。

 

Yusaku Maezawa Collectionとあります。綺麗なブルーの背景に、黒く縁取られた骸骨は眼が白く、頭上にはスコアボードのようなマスがあり、骸骨は何かを叫んでいる、そんな印象の絵です。右側の白く塗られている箇所は、後から塗ったのか、その下に何があったのか、と考えてしまう、観ていても全然飽きない作品です。

 

そして、こちらは、「Plastic Sax」というタイトルで、アニエス・bのコレクション。「おりがみ」と平仮名が書かれています。顔が赤く塗られた人は、お酒に酔っている日本人?シチサン分け風な男性がカクテルを飲んでいるのも、1980年代のバブルに向かう日本を彷彿とさせるモチーフに見える。このブルーと黄色がとても綺麗で、ぱぁっと、周りが明るくなるような作品です。

 

 

 

立体的な作品も

こちらは、「Self Portrait」というタイトルの作品。左側に自画像、右側には蝶番のついた木の板(ドアですね)に王冠をうめた作品。作品の右側にあるヘッドフォンのマークは、入り口で貸してもらえる音声ガイドで解説を聞くことができます。そして、下にある赤いまるで囲まれたカメラのマークは、写真撮影が許されている作品を意味します。今回の展示会には、約130点の作品があるという中で、写真撮影ができるのは10点あります。

 

 

この作品については、奥行きを感じるのも魅力です。

 

 

MADE IN JAPAN

黒い背景に人物。左側は骸骨がヘッドフォンをしているように見えます。右側は日本画のような人物が、リモコンか携帯電話を耳に当てているように見えます。1982年とあるので、その当時ということだと、日本はまだ携帯電話は誕生していなかったですね。でも、ハイテクな日本に興味があったみたいです。

 

 

作品のなかには、「YEN」や「MADE IN JAPAN」など日本をイメージさせる文字が書かれているものも多くあり、バスキアは日本に魅力を感じていたのだろうと想像はつくものの、彼の目には、これからバブルに向かう日本は、どのように映っていたのでしょう?

 

展示の後半にあるこの作品は、小さい文字がびっしり書かれています。HEY!と呼びかけられているようにも思えるし、真ん中の三角形が富士山のようにも見えるし、コウモリが飛んでいて映画の「バットマン」を思わせたり、上の緑色に塗られているところは、下に何か書かれていたのだろうか。

 

 

 

描かれている人物は、世界を馬鹿にしていたり、嘲笑っていたり、悲しんでいたりするものが多く、寂しいイメージが多いのですが、今回展示されている作品の中で、わたしが一番好きだったのが、「Valentine」という作品です。ピンク色の背景にハート型に寄り添って見える2匹の猿が茶色で描かれていて、男の子の猿が女の子の猿に何かを食べさせているように見える作品です。写真はNGだったので、心に焼きつけるしかなかったのですが、とても愛を感じる作品でした。ピンクx茶色の組み合わせが、甘酸っぱいイチゴのチョコレートを彷彿とさせて、なんだか、とても可愛かったです。

 

そして、音声ガイドは女優の吉岡里帆さんで、抑えた感じのガイドが冷静で、パワーのある作品との対照もよかったです。

 

開催期間は11月17日(日)まで、興味のある方は、是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?これだけの数の作品を日本で見ることができるのは、とてもラッキー。六本木ヒルズのイルミネーションも始まっていているので、混雑するのは必至ですが、お天気も良さそうなので、良い週末を過ごすことができそうです。

 

 

 

 

 

バスキア展 MADE IN JAPAN

https://macg.roppongihills.com/jp/exhibitions/basquiat/