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【イチリンハナレ】 鎌倉に行くなら、絶対に行きたい、カウンターでいただく中華

観光客で賑わう鎌倉。喧騒を離れた静かな高級住宅地区にある、素敵な日本家屋。そこにあるのは、モダンでクールな中華料理【Bliss! Happy Foodie Life ーVol.43】

 

 

大好きなレストランのシェフとサービスの方がオススメのお店として教えてくれた鎌倉の中華。「本当に美味しいということは、こういうこと」とおっしゃっていました。と、いうことで、会社帰りに行く、というわけにいかないので、予約が取れた土曜日に鎌倉へ行ってきました。鎌倉は、フォトウォークを楽しむ人も多く、歩くのが楽しい街です。目的のお店「イチリンハナレ」は、小町通りを抜けて、鎌倉市川喜多映画記念館の前を通り、住宅街を歩いて10分ちょっと。暖簾が目印です。

 

 

 

ごめんください

暖簾をくぐり、引き戸をカラカラと開けて、知り合いのお宅にお邪魔するような気持ちにさせてくれる入り口です。目の前には、中庭が見えて、素敵な造りのお家です。廊下をくるりと回って、ダイニングに案内されます。いわゆる古民家というより、つい最近まで、生活の場として活躍していた日本家屋がレストランになっていて、懐かしい感じがします。

 

 

 

ダイニングはモダン

三面にある窓から自然光が差し込んで明るいダイニングは、カウンターだけ。長く黒いカウンターには、カトラリーとメニューが並んでいて、シックでクールな印象です。(既成概念の中華、のイメージは、お店に入って席に着くまで、全くありません。)

 

中華というと廻るテーブルを囲んで、みんなでワイワイ食事をする騒々しいイメージがつきもの。でも、ここでは、横に並んで一緒に食べるという、プライベートな親密さがあります。ひとりでも、ふたりでも、その単位での食事の時間を堪能できるのが、カウンターの魅力であり、わたしがカウンターを好きな理由。お料理をいただきながら、カウンターの中と外で会話が弾むと、美味しさの印象が更に強くなります。

 

さて、席について、飲み物をお願いして、食事が始まります。

 

鰹とアオリイカの前菜

中国の黒酢と玉ねぎのソース、広島の梶谷農園のハーブが添えられています。ナスタチュームが可愛いです。黒酢に玉ねぎの甘みと食感が絶妙です。そして、色合いがとても綺麗!鰹も明るい赤い色をしていて美しいです。

 

 

 

そして、上海蟹

前回伺った時に、11月に入ったら上海蟹の季節になるという話をしていて、今回は、上海蟹がメニューにあるコースをお願いしています。そして、上海蟹の登場です。

 

 

3種類の紹興酒に漬けた上海蟹。オレンジ色に見えるのはみそ、そして、黒く見えるのは内子。このお料理は、「酔っ払い蟹」と呼ばれていて、なんともセクシーな印象です。お皿の上の上海蟹自体がほろ酔い加減で気持ち良さそうで、とろんとしたみその口にはいってふわっと広がる香りにこちらまでほろ酔い気分になりそうです。最初はお箸でいただいていましたけど、見える範囲のみそを食べ尽くしたら、手で持って「チューチュー」です。(写真右上、フィンガーボールも用意してくださいます。)この時点で、もう、今日来てよかった!と大満足。シーズン中にできればもう一回食べたいと、あとを引く上海蟹でした。

 

 

よだれ鶏の三段活用

「イチリンハナレ」のお料理は、四川料理が基本にあるトータルで見た中華。四川料理といえば、というお料理もメニューにあります。そのひとつが、「よだれ鶏」です。一見「辛そう」な赤いたれに蒸した鶏肉が入っているお料理。胡麻がたくさん入っているタレに、丹波高坂地鶏が入ったイチリンハナレのよだれ鶏、サーブしてくださる時に、「タレは残しておいてください」と言われて、メニューにある「に つける餃子」の意味がわかりました。そう、よだれ鶏のタレは、何回も楽しめるのです。

 

 

鶏肉を食べ終わったら、熱々の餃子が運ばれて来ました。それをタレにつけて、いただきます。ひとくち。餃子の肉汁がほとばしり、タレに更に旨味が追加されていく感じ。そして、餃子を食べ終わると、三段活用最後の麺が運ばれて来ました。

 

 

こちらの麺は、山椒を練りこんだ麺。タレにある山椒の風味が、鶏肉、餃子と食べる進めることで少し薄まってきたところに、この麺で、最後にもう一度、山椒が効いたタレの印象を残してくれます。

 

 

 

フカヒレ

よく、「フカヒレ大好き!」と、フカヒレ麺を食べに行っている人がいましたが、わたしは、それほどフカヒレに執着していないので、あれば食べる、という感じで、あえて食べなくてもいいと思っていました。過去形。イチリンハナレで食べるまでは。だからメニューにフカヒレとあっても、イメージしているあのフカヒレが出てくるのだろうと思っていたのですが、違いました。「焼きフカヒレ」だったのです。

 

 

なんで、みんな、こうやって、焼いてくれなかったんだろう?そんな思いになりました。芳ばしく、少しパリッとした食感が加わると、フカヒレって、こんなに美味しいんだ!フカヒレの認識が変わった一皿です。このあと、スープにリゾットを足してくださって、フカヒレの余韻漂う口内でフカヒレリゾットが出来上がりました。

 

 

カツサンド

メニューに山形牛とあり、ステーキかな?と思っていたら、サンドイッチで登場です。

 

 

赤身に脂身が綺麗にうっすら上品に入っているお肉はシャトーブリアン!シャトーブリアンのカツサンド!上に見えるぷつぷつしているのはエゴマのマスタードで、エゴマの実が入っていて、ハチミツの甘さが効いています。牛カツは、とても柔らかくて、お箸でも切れそうです。バランスがいい、のですね。脂が少なめとはいえ、揚げてカツになっていれば、それなりに脂肪分を感じるところ、甘味を入れると、重さが中和されて、そのバランスが丁度良いのだと思います。ぷつぷつしたエゴマの食感、カツの衣のパリパリ、お肉の柔らかさ、トーストのカリッと感、全てがバランスがいい!

 

 

そして、放血神経締め

続いて、お魚です。五島列島からきた「クエ」です。白身がとても綺麗なお魚です。それが、放血神経締めによるもの。放血神経締めというのは、魚を脳死状態にして、血を抜くことで、魚の死後硬直を遅らせて、身が柔らかくなる時間を遅らせることで、旨味が増して、身の色も綺麗になるという魚の締め方です。すごく白くて綺麗な身ですね。身は引き締まっていて、皮はプリッとしていて、美味しかったです。

 

 

 

そして、締めの麻婆豆腐

四川料理といえば、麻婆豆腐。コースの終わりは、麻婆豆腐です。もちろん辛いのですが、火を噴くような辛さではありません。実は、キッチンの音がダイニングには聞こえてきて、中華鍋を振る音もよく聞こえます。勢いのいい油の音と、お玉と中華鍋が触れるカンカンという音がして、運ばれてきたのがこちらの麻婆豆腐です。見た目ほど辛くないです。これに白子の入った麻婆豆腐もあるというので、次回は是非、白子入りを食べたいと思います。

 

 

 

紹興酒の最中

デザートは、最中です。中に入っているのは、餡子ではなく、紹興酒のアイスクリームです。アルコールを飛ばした紹興酒のアイスクリームは、色を見るとミルクが多いカフェラテのようなのですが、味はミルクアイスにほんのり紹興酒の味がします。これを先に食べたら、紹興酒好きになるかもしれないですね。このアイスクリームに使った紹興酒を一緒に飲むこともできます。実に美味しいです。

 

 

 

ごちそうさまでした

 

レストランの魅力は、美味しい料理はもちろんですが、場と人にもあります。食べるだけの場所ではなくて、その時間を体験するための場所だと思います。ここでしか食べることができない味、お料理があり、素敵な空間がある、それが満たされるレストラン、イチリンハナレ。帰り際に、庭にある茶室を見せてもらいました。本当に素敵な日本家屋です。このお茶室、今後、どんな風に私たちを楽しませてくれるのでしょう?

 

 

イチリンハナレ

神奈川県鎌倉市扇ガ谷2-17-6

Tel: 0467-84-7530

Open : ランチ 11:30-15:00 (L.O.food13:00/L.O.drink14:30)

           ディナー 17:30-22:00 (L.O.food20:00/L.O.drink21:30)

Closed : 月曜定休日
 

http://www.whaves.co.jp/ichirin/kamakura/

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