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プレゼントや手土産にオススメ、スタイリッシュなチョコレート『foo CHOCOLATERS(フーチョコレーターズ)』【多屋澄礼のカルチュアルな生活】

音楽、映画、本、アートに囲まれた上質な生活をスタンダードに。多屋澄礼によるお勧めの展覧会やイベント、作品をご紹介。

甘いもの好き必見!ギフトにもオススメなチョコレートをご紹介

ポケットにチョコレートをしのばせ、時々口に頬張っては甘い余韻を楽しむ。幼い頃から大好きだったチョコレート。アメリカならMAST BROTHERSやSee's Candy、東京なら老舗のチェリーボンボンやショコラティエ・エリカ、パッケージを見るだけで心がときめく魅惑のアイテム。

沖縄の友人が2014年にオープンしたTIMELESS CHOCOLATEや富ヶ谷にあるMinimalなど、ここ日本でもカカオ豆からこだわり抜いた「ビーン・トゥー・バー」のチョコレート・ブランド、ショップが盛り上がっています。追求すればするほど奥深いチョコレートの世界ですが、今回は誰かにプレゼントしたくなる、スタイリッシュなチョコレート「foo CHOCOLATERS」をご紹介します。

 

クリエイティブな女性が作る唯一無二なチョコレート

 私が主催しているTwee Grrrls ClubというDJチームがあるのですが、そのメンバーであるマリナさんは尾道に移住し、現在「foo CHOCOLATERS」のショップマネージャーとして日々チョコレートの製造、販売に携わっています。彼女は学生時代からコラージュを作ったり、DIY精神溢れる女の子で、私も一緒に活動をしながら沢山の刺激を受けました。そんな彼女がリーダーとなり、沢山のクリエイティブな女の子と作るチョコレートは他のチョコレートにはない魅力が沢山詰まっています。豪雨の影響で多くの打撃を受けながらも、気丈に頑張るマリナさんにお話を伺いました。

 

©︎Masumi Ishida

 

ウシオチョコラトルから派生して新たなブランドを作るきっかけはなんだったのでしょうか?

 

「広島空港の方から「ウシオの2号店を空港に作って欲しい」と言われたことがそもそものきっかけです。

ウシオチョコラトルはメンズ3人で立ち上がった小さなチョコレート工場で、空港という大きなところに工場を作るというのは現実味が無かったのですが、世界で見ても空港にインディペンデントなチョコレート工場ってほとんど無くて新しかったので、挑戦してみたら面白いんじゃないかって考えるようになって、少しづつ具体的にに動いていきました。わたしはその頃ウシオにはお手伝い程度で出入りしていたのですが、代表の中村からある日「新しいお店の代表をお願いしたい。」と単刀直入に言われて、「そんな大規模な事業をできるのかな?」と不安に思いながらも、その不安より「コンセプト作りから考えたお店を作ってみたい」という思いと、あまりにも未知な可能性に対して面白さとやる気が湧いて、代表としての仕事を引き受けることに決め、foo CHOCOLATERSが誕生しました。」

©︎Masumi Ishida

 

チョコレートを製造していて、一番大変な工程、一番楽しい工程はなんですか?

 

「チョコレートの工程はいくつかあり、それぞれの工程が大変でありながらも楽しいと思っています。

カカオ豆は農作物なのでカカオ豆の産地や農園はもちろん、季節や温度などによっても状態が変わってきます。そういった変化に合わせて各工程で調整を行う必要があるので、データの収集を行いながら日々改善しています。

例えば、焙煎時間を調整したり、メランジャーというカカオニブをすり潰す機械にかける時間や速度を調整したりなどです。すべて機械任せで自動にできるものではなくて、人の手も加わってチョコレートは出来上がります。基本的にはみんなそれぞれの持ち場で作業しているのですが、最終的には色々な思いが込められた「チョコレート」として一つの形になって、それが食べた人の口のなかに溶けていくという感覚がとてもロマンチックだなと思っています。」

 

 

パッケージのデザインはどこかアブストラクトなイメージですが、ウシオチョコラトルのポップなイメージと変えたのはどうしてでしょうか?

「foo CHOCOLATERSは一つのブランドとしてウシオとは違った新しいコンセプトで生まれたので、同じ六角形なのですが、また違った印象だと思います。コンセプトやイメージまで一から作り上げることを任されていたので、わたしの思う世界観を詰め込みました。元々わたし個人で、女性・クィア・トランス・ノンバイナリーのためのGRRRDENというプロジェクトやKiss Your Grrrdenというセルフラブをテーマにしたランジェリープロジェクトを行っていたのですが、foo CHOCOLATERSにもそれらの要素を散りばめています。パッケージには写真家の石田真澄さんの写真を使用しています。尾道の風景やファクトリーの様子を撮影してもらいました。

手にとってくださった方が開けたときに、お花が開いたような形になるところもポイントです。ファクトリーで作られたチョコレートたちが、誰かの手に渡ったときに花開きますように、という気持ちを込めました。

カシューナッツミルクチョコレート〈PAN〉とホワイトチョコレート〈NEU〉が私たちのメイン商品なのですが、この二つには特別な名前とをつけています。〈PAN〉は、誰でも美味しく食べることができる、ポピュラーな存在になってほしいとの願いを込め、 「全」や「汎」といった意味をもつこの名前に〈NEU〉は、一般的なチョコレートとは異なり、カカオから抽出したバター分のみを原料としているため、チョコレートのようであってそうでない、どこにも属さないような新しさがあります。 「 N E W 」 に 通 じ る 語 感 や 、「中間」 を 表 す 「 N E U T R A L 」の意味を込めて名づけました。」

 

スタッフの皆さんの制服がとにかく素敵なのですが、この制服になった経緯を教えてください。

 

©︎Masumi Ishida
©︎Masumi Ishida

 

 

「私たちの制服は、沖縄で草木染めで衣服を制作している「kitta」さんの服を採用しています。

チョコレート=クラフト感ではないイメージがいいなと思っていたのですが、ウシオチョコラトルの代表の中村が「わたしに似合う制服にしよう!」と行ってすぐにkittaさんに結びつき、kittaさんの展示に行ってその場でどんな形のものがいいか一緒に選んで決めました。

その時はまだ、私たちのファクトリーは出来ていなかったのですが、お店のイメージやブランドのコンセプトをお伝えして、kittaさんに今の藍色を選んでもらいました。藍色の星たちが踊りながらチョコレートを作っているようなイメージで、それってすごく素敵だなと思って。

kittaさんの服は、着ていてとても心地よいです。私たちのファクトリーはガラス越しにすべての工程をご覧いただけるので、藍色の服を纏った女性たちが作業している様子は、工場という言葉以上にどこか幻想的でニュートラルな空間が生まれていると思います。」

 

マリナさんが思う、ヴィーガンチョコレートの魅力を教えてください。

「空港という様々な宗教や価値観、そしてライフスタイルを持つ人が行き交う場所で、一人でも多くの人に食べてもらいたいという気持ちでヴィーガンのチョコレートを作っています。ヴィーガンの人に食べていただくけることはもちろん、イスラム教の人にも食べていただきたくて、ハラールの認証を取ろうとも思っていたのですが、色々調べていくうちに必ずしも認証を取ればいいものではないという考えになりました。一人一人のスタッフが様々な宗教やライフスタイルを知り、対応していくことが大切だなと思っています。今は女の子9人でファクトリーを運営しているのですが、それぞれが働き方やライフスタイルなどを提案していけるようなファクトリーを目指しています。チョコレートは世界共通のお菓子でみんなに愛されている存在です。美味しさだけでなく、様々なライフスタイルなどを分かち合う瞬間を届けることのできるチョコレートに可能性と魅力を感じてます。」

 

 

ただ美味しいだけじゃない、そんな特別なチョコレート。広島空港だけではなく、日本各地でのお取り扱いを少しづつ増えており、イベントへの出店も予定されているので、多くの人にその魅力が伝われば私もとても嬉しいです。

 

foo CHOCOLATERSサイトはこちら!

http://foochocolaters.com/

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