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「旅するデザイナー」がおすすめする旅先でのお土産たち!【vol.01 青ヶ島】

デザイナーならではの視点から、旅先の情報とともにその土地ならではのお土産、雑貨、食べ物などをご紹介します。

青ヶ島という島の名前を聞いたことはあるでしょうか。初めて聞いた時「鬼ヶ島」のような響きにワクワクしたことを覚えています。青ヶ島は日本で一番たどり着くことが難しいと言われている島。伊豆諸島の最南端に位置する世界的にも珍しい二重カルデラの特徴的な地形の火山島。なんとこの島、東京都なのです! 島のまわりは全て断崖絶壁。もちろん泳げません。島の人口は約168人。東京都でありながら日本一人口の少ない村でもあります。

ちょうど黒潮の真ん中に位置するため、大シケになると大変でひどいときは1カ月近く船が出ないことも。今まで20日間帰れなかった旅行者もいたそうな。

 
そんな選ばれし者だけ上陸できると言われる秘境島への行き方は東京都の八丈島から定員9名のヘリコプターか、就航率約50パーセントの定期船に乗るかしかありません。ヘリは欠航になることは少ないのですが高額な上に予約開始時間からすぐに電話しないとチケットが取れないため、なかなか難易度が高いので有名。私が青ヶ島に渡ろうと思った日はすでにヘリは満席。「でも船で行ったら帰ってこれるかわからない、、!欠航したら月曜日会社に行けない!」と迷いながらも、天気予報と波浪予報と相談し決心をしてあおがしま丸に乗り込みました。

 
快晴でも海のうねりは関係なく発生します。荒波にもまれること約2時間半。全ての乗客が甲板に出て、幻の秘境島を見つめます。港というより工事現場のような場所に船は着岸。「つ、着いた!!」とドキドキしながら島に上陸。

 

 
青ヶ島は小さな島ですが、ほとんどが急な坂道。徒歩では島をまわれない、と事前に情報を得ていた私はレンタカーを借りました。
島には1軒だけ商店があります。そこで働いていたお姉さんが、船の出航時には切符売りをしていたり、ヘリポートで整備をしていたお兄さんが、船の出航時にはおまわりさんの制服を着ていたり。島では一人でいろいろなお仕事をこなしていると言います。まさに離島独自の働き方。海が荒れれば船も出ないので物資が届きませんし、みんなで助け合いながら生活をしているのだなと感じました。

 
島の真ん中あたりにある池之沢地区では、島言葉で「ひんぎゃ」と呼ばれる水蒸気の噴出する穴が無数に見られます。ここでは地熱釜が自由に使えます。とれたての野菜を釜に入れて、すぐ隣にある地熱を利用したサウナに入ると、出た頃にはひんぎゃの熱によってホクホクに蒸された野菜たちが完成!そのまま食べても、ひんぎゃの熱を利用して作られた「ひんぎゃの塩」を少しふりかけても、甘みがありしっとりホクホクで最高です。

 

 
青ヶ島は満天の星空が見えることでも有名。運が良かったら丸山の雲海もみられます。

 
 一人で旅をしていると旅仲間同士で声を掛け合うので、自然と旅の仲間が増えることも。
青ヶ島牛も有名で、見晴らしの良い場所に小さな牧場があります。牛さんが近いのも島ならでは。

 
民宿に一泊し、次の日の早朝に船が出航すると島内にアナウンスが流れ、帰れることに!
いままで経験のない大冒険。あっという間の滞在でした。
朝に選ばれし者だけが乗れる八丈島行きのヘリを見送り、その後に船が出る港に向かいました。

 
秘境と言われているけど島の皆さんにとってここは日常。島の皆さんはとても元気で明るく温かく、たった1泊という短い滞在でしたが、ひんぎゃの塩を作っているお母さんと仲良くなり、その後なんと青ヶ島マグネットのパッケージデザインや、ひんぎゃの塩のパッケージデザインもやらせていただきました!
ひんぎゃの塩は、地熱という地球の恵みをたっぷり受けた幻の塩。地熱で塩を作っているのは世界でここだけだと言います。シンプルにおむすびや、野菜にちょっとかけるだけで、旨味をしっかり感じられる塩です。

 
青ヶ島のマグネットは青ヶ島をそのまま小さくしたようなリアルなマグネット。世界でも珍しい二重カルデラの島の形は一度見たら忘れられません。両方とも島の商店で販売していますので、運良く島に上陸できた際にはぜひ記念に小さな青ヶ島をお持ち帰りください。

 

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