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革財布の老舗で選ぶ、スマホ起点のスマート夏財布【レトロな街の素敵なひと・もの】

春財布がお馴染みになり、買い替えサイクルが定着しているかたも多いかもしれませんが、実はメーカーやショップでは一年を通して売れているアイテム。最近は、「夏に買うとラッキー」という提案もあるそう。そんな夏財布の動向をイースト東京の老舗で探りました。

クラフトマンシップが見える化したアトリエ

 

今回、お邪魔したのは、革財布を手がける「山藤(やまとう)」。軒先に昔ながらの機械、道具を配置したレトロな雰囲気。ガラス引き戸に囲まれ、外からも中のようすが伺えます。素敵なバッグ、財布などの革製品はもちろん、きびきびと働く職人たちの姿も一級品。無駄のない所作、真剣な眼差しに誠実なクラフトマンシップが宿ります。

 

 

かつて使われていた機械をディスプレイ。足踏みを動力としたこの機械は「けとばし」というそう。江戸っ子のちゃきちゃきした気質が漂います。

 

 

五代目当主がオリジナルブランドを始動

 

明治32年創業後、昭和2年に元浅草に移転。現在の代表・山本浩司さんが五代目当主に就任し、オリジナルブランド「アクア」と「プタハ」を始動。著名なセレクトショップや百貨店で取り扱われるほか、人形町に直営店「ウォレテリア YAMATOU」をオープン。受け継いだ確かな技術をベースに時代性を加味した商品が皮革業界・流通業界の目利き、プロフェッショナルから高く評価されています。

 

 

ガラス戸にはアーティストによるペインティングを施して。戸を閉め重ねていくとモチーフが重なり合い、異なる絵柄になるのがユニーク。同社の代表作に使用した四層構造のレザーとリンクしているかのよう。

 

 

 

伝統技術を生かしてつくる、スマホ時代に最適化した財布

 

 

山藤では国内では途絶えてしまいそうな伝統技術を守りつつ、現在の職人たちによる新たな手技も取り入れ、ものづくりをアップデート。スマートフォンの普及、電子マネーでの決済が進化するなど、急速に変化する時代を見据えながらも、お金を大切にする日本人の精神性を反映し、いまの時代に最適化した財布を開発しています。

 

 

洗練された財布・革製品たちがお出迎え。外からも見ることができるのがうれしい。

 

 

夏に財布をチェンジする新提案に注目

 

 

デジタル化が進行する一方で財布は縁起もの。一粒万倍日、天赦日などといった幸運日に買い替える習慣も浸透しています。「春財布」「秋の実り財布」に続き、「七夕財布」「お盆財布」といった選択肢も登場しました。

 

風水の第一人者として知られる、Dr.コパさんが提唱。「ご先祖様に守られる」「ご先祖様が使いきれていない金運を引き寄せる」といった意味合いがあるそうです。七夕とお盆は地域によって、7~8月に行われるため、対象とする期間が比較的長いのもいいですね。そんな時季にチェンジしたい、夏財布を山藤プレスご担当 小金丸さんにご紹介していただきました。

 

 

古いトランクとともにディスプレイ。レザーの経年変化、自分がつくるストーリー、自分だけの近未来への期待が高まります。

 

 

 

スマホを入れることができる長財布 レシートもスムーズにしまえて便利

 

 

スーツの内ポケットに収納できるようスリムに開発された差込長財布。「カード2枚、紙幣を30枚収納しても1cmにも満たない薄さが特徴です」(小金丸さん)。大人の男性に敬意を払いつつ、男前女子は大胆にスマートフォンを入れてもいいですよね。

 

開口部に留め具がないので、ネイルへのダメージも気になりません。「内側にはカードポケットが2枚分ご用意しています」(小金丸さん)。現金はほとんど使わず、クレジットカード、電子マネーで決済しているかたには、スマートフォンと必要最低限のものがまとめて持ち運べる、使い勝手がいい一品です。

 

 

差し込み式の中仕切こそ、この財布のポイント。差込口を下側にすることで紙幣も入る隠しポケットに。
スマートフォンがすっぽり入るのでミニクラッチバッグ的な感覚で使えそう。レシートや領収証も折らずに、素早く収納できます。
カモフラージュ・ツリー 差し込み長財布 15120円(税込み)

 

 

素材はオリジナルレザー、カモフラージュ・ツリー。プラタナスの樹皮をそのまま型押しした凹凸感が美しい。「小さめのクラッチバッグ感覚でお使いいただけます。トレンドの迷彩柄をさり気なく楽しんでいただければ」(小金丸さん)。この凹凸感が特徴的な手触りとなり、暗い場所でバッグから財布を出すときにも、探し出す手掛かりとなってくれるメリットも。

 

 

 

夜空のような色彩美に涼感漂う 艶やかレザーのコンパクト財布

 

 

本体の左右を押し込むと開口部が広がり、なかのコインやカードが探しやすい財布。「カードと折りたたんだ紙幣を背面ポケットに忍ばせ、小銭を入れれば、ちょっとした小財布として充分ですよ」(小金丸さん)。シーンを選ばないマルチユース性があり、スマートフォンと一緒に持つことができる薄さも魅力です。

 

デニムのフロントポケットに入れても邪魔にならないコンパクトサイズ。
手のひらすっぽり収まり、そっとホールドするような力加減でコインケースの開口部が大きく開きます。

 

 

漆にも似たマットな煌きから仄かに艶めくグラデーションは、花火が咲き誇る夜空のような華やぎにあふれて。 独自技術・ミキシングテクノロジーにより、4色もの顔料を重ねるからこそ表現できる陰影や色彩が美しく、使うひとそれぞれの経年変化を味わえます。

 

 

 

店頭に置かれたカラーサンプルで色合いの変化をチェックできますよ。
バフィング 折込カードコイン入れ 6156円(税込み)

 

 

 

 

 

ありそうでなかった縦開き仕様 スマホと一緒に持ち歩けるミニマム財布

 

 

 

縦開きが珍しいボックス型コインケースは、ワンアクションで開閉できるので、忙しいビジネスパーソンにぴったり。「裏面にはカードポケットが2つあり、ICカードやクレジットカード収納可能。フラップ裏側のポケットには数枚の紙幣や鍵などを入れることができます。弊社で売り上げトップクラスの人気アイテムです」(小金丸さん)。

 

 

縦に開くので、とてもスムーズ。コインスペースも見やすく探しやすい仕様です。
こちらも手が小さい女性でもスマートフォンと重ねて一緒に持つことができます。ランチやコンビニなど、気軽に出かけたいときの頼もしい味方です。カモフラージュ×ブライドル コインケース 10260円(税込み)

 

 

 

「表革にはブライドルレザーという、英国の伝統的な蝋(ロウ)漬けレザーを贅沢に使用。使い込むほどに艶が出て、日々変わっていく表情になんとも言えない愛着を感じることができます。内装にはナチュラルなヌメ革を使用し、カモフラージュ柄のプレスをした遊びのある仕様です」(小金丸さん)。使うほどに色合い·風合いが深まり、革を育てるような感覚が芽生えて。ストレスフルな日常を癒してくれそうですね。今回、ご紹介した財布は下記リンク先、オンラインショップでも販売されています。カラー、素材違いもありますので、東京にお出かけできないかたはチェックしてみてください。

 

 

***

 

 

山藤

アトリエYAMATOU

 

東京都台東区元浅草1-7-9

TEL 03-3841-6885

(お電話でのご購入やご相談は03-5246-4336まで)

営業時間 10:00~12:00・13:00~17:00

土・日・祝休日定休

WEB https://shop-yamatou.com/

 

 

 

手づくり体験できるワークショップが大人気!

 

アトリエ恒例企画「コインケースづくりワークショップ」の7月分開催(20日・21日)が発表され、人気のため、すぐ受付終了となりました。前述の四層に重ねられた顔料を専用の研磨剤で磨いて色と艶を出す同社のオリジナルレザーを使用。参加者自身でデザインを考えて実際に革を磨き、コインケースの成形、刻印機での名入れまでDIYにトライできます。7月分開催後、次回の告知が行われますので、どうぞ、お見逃しなく。

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