検索

『呼吸ラボラトリー』で心を休める【平澤まりこの わたしをととのえる vol.1 】

毎日忙しく過ごしている私たちは「呼吸」に目を向けることってそんなにないですよね。でも忙しない毎日だからこそ、ちょっとだけ深い呼吸をして見ませんか?きっと心が軽くなるはず。

日々穏やかでありたいなと思いながらも、

気づけば色々なことに追われ気持ちばかりが前へ前へ。

そんなときポンと肩を叩いて「ほら、深呼吸!」なんて言ってもらえたら、ふと楽になりますよね。

どうやら呼吸はわたしを整えるヒントになってくれそうです。

 

そんなわけで記念すべき第1回目は、いつも無意識でくり返している「呼吸」を習いに

「呼吸ラボラトリー」を主宰するアマミヤアンナさんを訪ねました。

 

 

レッスンが開かれているのは表参道の小さなアトリエ。

 

 

「まずは吐くことを意識してくださいね」

畳のうえに寝ころんで軽くストレッチをした後、

障子越しに差し込む柔らかな光のなかで、静かにレッスンがはじまりました。

 

「ふだん無意識にしている呼吸を丁寧に感じていきます。

吐くことってあまり意識しないですよね?」

 

たしかに呼吸と言われると、まず思い切り息を吸いますね。

でも吸うときに体は緊張し、吐くときにゆるむのだそう。

今日は体をゆるませることが目的なので、吐くことをしっかり意識します。

 

「鼻からゆっくり吐いてください。吐くときお腹をへこませます。

そして吐き切ったらお腹の力を抜きます。

力を抜けば必要な分、ちゃんと息が入ってくるから吸おうとしないで、

ただゆっくり息を吐いていきますよ」

 

 

丁寧に指導してくれるアマミヤさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻だけで息を吐いて、同時にお腹をへこませて、、、

手順を頭でなぞりながら集中してくり返していると、

「あ、がんばらないで下さいね」とアマミヤさん。

「呼吸で体も心もゆるんでいく、というのが目的ですからね、がんばったら意味ないです。笑」

 

ドキッ!知らぬ間にがんばっていました。

マジメな人が多いから、はじめはだいたいがんばっちゃうのだそう。

慣れてくると一連の流れが自然にくり返せるようになります。

 

 

吐くことで副交感神経が優位に働き、自律神経を整えてくれるのだとか。

 

自律神経というのは、自分の意志と関係なく働いている神経で

血管や内臓の動き、消化や呼吸なども司っているそう。

そのなかで呼吸だけが自分の意志でコントロールできるため、

呼吸を活用することで、乱れた自律神経を整えることができる、というわけ。

 

息を吐くと、心が静まり、感情から離れることができるといいます。

感情から離れると、自分を客観的に見ることができるそう。

 

なんだか私とても疲れていたな、とか。私いまイライラしている!とか。

そういうことに気がつくと、体はそれを手放していく準備に入るようです。

 

 

 

寝ころんでの呼吸が終わったら、今度は座って呼吸します。

 

用意された小さなブロック(代わりに座布団を半分に折ったものでも)に座ってあぐらをかきます。

あぐらが難しい人は正座でも大丈夫。

そして骨盤の真ん中にある仙骨という骨をグイッと立てます。これがスイッチオンの合図。

その上へと連なる背骨(頚椎、胸椎、腰椎)全部で24個を

ひとつずつ積み重ねていくイメージで姿勢を整えていきます。

 

最後は頭頂部が天とつながるイメージ。

そして仙骨からは地を突き抜けて地球のまん中と繋がるイメージ。

だから天と地の真ん中に自分がいる感じですね。

 

イメージするということも大切なのだそう。

あ、そうそう呼吸のあいだは目をつぶっていますよ。

 

 

まずは鼻で吐きながらお腹全体をへこませていきます。吐いたら力を抜きます。

それをくり返すこと1分ほど。続いては丹田を意識します。

 

丹田とはおへそから9センチ下にあるエネルギーの出入口。

体のなかで大切なポイントです。

今度はそこを背中に引き寄せながら息を吐きます。吐いたら力を抜く。

それをくり返していると、体がポカポカしてきました。

 

途中でアマミヤさんがそっと背中に触れてくれました。手を当ててしばし。

すると、あ、そこ強ばっていたな、と気づきます。

 

気づいたら、手の温かさとともにそこが少しずつゆるんでいくのがわかりました。

そして、その部分に呼吸が広がっていく感じがしたのです。

私が息を出し入れしていた容器が、ふと1.5倍くらいに膨らんだ感じで、胸が楽になりました。

 

冷えとりをしているアマミヤさんの足元

 

呼吸の醍醐味は「気づくこと」なのだそう。

いつも意識していなかったところにスポットが当たって、

私けっこう緊張していたんだな、とか、私こんなことしてみたかったんだよな、とか。

 

小さな気づきが変化をもたらし、新しい自分に出会うきっかけになることも。

忙しくて、文字通り心を亡くしている自分に気づくと、

自分に少しやさしくしてあげられるかもしれません。

呼吸をきっかけに心と体がバランスを取りもどすと、心がしっとりとして穏やかになれるのだとか。

 

「呼吸は何の道具もいらないから、いつでもどこでもやれる。

そしてタダというのもいいですよね!」とアマミヤさん。

 

心がざわついた時など、まずは1分だけでもお試しを。

目を開けたとき、ふと口角が上がって、パッと視界が明るくなっているかもしれませんよ。

 

 

「呼吸ラボラトリー」

http://kokyulaboratory.com

 

 

師匠 加藤俊朗先生の「呼吸のノート」はレッスンでも使用中。 アマミヤさんが制作に関わっている書籍やノートが教室の片隅に。こちらもオススメです!

 

Share
はてなブックマーク

おすすめ記事

関連記事

COLUMN

Follow us!
Follow us!