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あのヒロインのチャーミングさを真似てみよう!フランス映画にみる、パリジェンヌのメイク -vol.2-

なりたい役になりきるように、なりたい人物のメイクを取り入れる。女性らしさや個性を味方につけるメイクを取り入れて、あのヒロインのチャーミングさを真似てみましょう!

なりたい役になりきるように、なりたい人物のメイクを取り入れる。

 

人生を賭けて、大切なものを追いかけるロマンチシズム。
「私」が「私」なまま、自らの運命を切り拓く。

 

フランス映画の女優たちは、そんな「心のままに生きる」という私たちの憧れを体現する存在。

女性らしさや個性を味方につけるメイクを取り入れて、あのヒロインのチャーミングさを真似てみよう。

 

 

 

【2】Juliette Binoche(ジュリエット・ビノシュ)

 

数々の女優賞に輝く、芯のある演技で人を惹きつける芸術家肌!

フランス国内やハリウッドに限らず、世界中の映画監督とタッグを組み、さまざまな役どころに身を投じるビノシュ。そんな彼女は世間からのイメージに縛られすぎることなく、いつだって自分の好奇心に素直で、演じることへの情熱を絶やさない女性です。

 
 

movie ① CHOCOLAT( ショコラ - 2000 )

「人生は変えられるわ 世界の中心は彼じゃない」

 

「グアテマラのカカオが人生の情熱を取り戻すわ」

 

「そんなに窮屈?人から期待されることが」

 

 

 

フランスの小さな田舎町を舞台に、チョコレート屋を営む母娘と町の住人たちをめぐる物語。

ひとくち口にすると、不思議と心が ほぐれ、悩みの種がふわっと軽くなるように思えるチョコレート。そんなファンタジックな要素もありながら、宗教や文化の違う他 人を受け入れることの温かさが描かれており、大人も楽しめる作品だ。メイクをしていない若きジョニー・デップも新鮮!

宝石のような、見るからにおいしそうなチョコレートがたくさん出てくるので、観終わった後はきっとあなたもチョコレートが食べたくなるはず。

監督:ラッセ・ハルストレム/出演:ジュリエット・ビノシュ、ヴィクトワール・ティヴィソル、ジョニー・デップほか

 

 

 

『ショコラ』での役どころと、彼女のメイクとは?

 

旅する先で娘とチョコレート屋を開いては、チョコレートを通して住民の心をほぐしていくシングルマザーの女店主が主人公。過去に謎を秘めている役どころではあるものの、娘を何より大切に思う母親としての強さや、女性らしい頑なさ、そして困っている人を見ると手を差し伸べずにはいられない温かな人柄が、カントリー調の洋服や暖色系のメイクにベストマッチ。理想的な、ある種の「大人の女性像」を演じきっています。

 

(右上から時計回りに)シアーなツヤを与える、イエロー寄りのアプリコット。ブラッシュ 4029N¥3,400/ NARS(ナーズジャパン)、柔らかい印象をつくる、フレッシュなコーラル。唇にも付けられるホイップドチーク。エピック ミニダッシュ 11 STATE OF GRACE¥3,000/THREE、ヘルシーな血色を与える優しいオレンジ。 ナチュラル成分100%のチーク。チークブラッシュ 03 オレンジ¥3,600/ ナチュラグラッセ(ネイチャーズウェイ)、肌の上でさらさらに変化するクリームチーク。優しい印象をつくるク リアなピンク。ビューティースキンクリエーター PK355¥2,300/マキアージュ(資生堂)

 

暖色系のチークを頬のかなり下の方、更には横長に広めにチークを入れている ジュリエット・ビノシュ。役どころに合わせて、華やかで知的な女優であるビノシュの顔をあえて若く、幼いように見せています。優しい印象にしたいときや、ナチュラルなファッションに似合うメイクのテクニックです。

 

 

 
 

movie ② Trois Couleurs : Bleu(トリコロール / 青の愛 - 1993)

「もう、生きがいもないわ。なにひとつ。思い出もいらない。友情も愛も私を縛る罠だわ」

 

「最後に残るのは信仰と希望と愛 この3つの中で最も尊いのは“愛”」

 

 

 

フランス国旗の3色(青=自由 白=平等 赤=博愛)をテーマに女性を描いた3部作の1作目。

音楽家の夫と最愛の娘を交通事故で亡くしたジュリ ー(ビノシュ)は、つらい過去を断ち切るために、財産を手放し、パリでひとり暮らしを始める。悲しみの底から再生していく女性を熱演。1993年ヴェネツィア映画祭で、最高賞の金獅子賞に加え、ビノシュは女優賞を獲得、セザール賞でも主演女優賞に輝いた。美しい叙情的な音楽に包まれながら、パリ5区の町並みや、フレンチシックなファッションも楽しめる。

監督:クシシュトフ・キェシロフスキ/出演:ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・レジャンほか

 

 

『トリコロール / 青の愛』での役どころと、彼女のメイクとは?

 

作曲家の夫と娘を交通事故で亡くし、絶望の果てを彷徨いながら、わずかな希望を信じて生きていく女性。

終始メランコリックなトーンの映画のなか、ビノシュのスタイリッシュなボブヘアと、全身黒に身をまとったマニッシュなファッ ションが、まさにパリジェンヌらしいルックス!有名な音楽家の夫を影で支えた知的で洗練された女性の内面を、長くはっきりと した眉とブラウン系のナチュラルメイクがよく物語っています。

 

 

(左下から時計回りに)にじみにくい処方で自然な仕上がりが続く。アイブロウパウダー 01 オリーブグレー ¥3, 200/ナチュラ グラッセ(ネイチャーズウェイ)、4色を自由に混ぜ合わせて、髪色やなりたい色に仕上げるアイブロウパレット。カラーリングアイブロウパウダー BR-3オリーブブラウン¥1,200(編集部調べ)/ヴィセ リシェ(コーセー)、ベルベットな質感でナチュラルマットな眉に。ブローパーフェクター1126 ブラウン ¥2,700/NARS(ナーズジャパン)、パウダー感が強めで描いた跡が浮きにくく使いやすい。ファッションブロウ パウダーインペンシル BR-5 カーキブラウン ¥1,000/メイベリン ニューヨーク

 

自然な顔の凹凸を強調するようなブラウンメイクと芯の強さを感じる長く濃い眉で、知的な女性らしさを辛く悲しい運命の中に、ほのかな明るい兆しを見出すビノシュの演技は、観る人に深い感動を与えます。苦悩しながらも次第に運命と向き合う、聡明でたおやかな女性らしさが光る彼女のメイク。眉尻を長めに足し、更にはっきりと眉尻まで描き上げて、ビノシュのもつ品格を宿すようにメイクするなんて素敵です。

 

 

 

photograph:Yumiko Yokota[STUDIO BANBAN](item) / Aflo(scene)

make-up advisor:Yoko Yoshikawa

edit&text(cosmetic):Kaoru Tateishi

text(movie,actress):Ayumi Nishitani[uzocoya]

 

 

 

kiitos. vol.8より

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