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益子春の陶器市レポート【ショップ編】 陶器市で訪ねたい、おすすめショップ&作家リスト! 

4月28日(土)から5月6日(日)までの9日間に渡って開催された2018年益子春の陶器市。連日天気にも恵まれ、今回も大盛況で幕を閉じました。そこでレポートを兼ねて、益子陶器市でチェックしたい、おすすめのショップや作家をご紹介します。(益子出身のライターによる独断で選ばせていただいています。)

 

 

自分好みの作品がきっと見つかる、ギャラリーショップ

 

メインストリートとなる城内坂の、手前(坂の下)の方に位置するギャラリーショップ、「もえぎ」。

22年前に開店して以来「作家と共に成長する店」として、若手から大御所まで、幅広い層の作家たちとの厚い信頼関係を築きながら営業を続けています。

 

こちらでは益子焼が約6割、笠間焼が約3割、その他北海道から九州まで全国の作家による作品を取り扱っています。

魅力は何と言っても多種多様な品揃え。色使いや絵付けが印象的なものや、素朴なもの、スタイリッシュなもの、無骨で男性的なものなど、実に多彩な作風がラインナップ。

陶器だけでなく、ガラスや漆器なども並びます。

来店する人の好みは様々ですが、ここなら誰もがお気に入りの作家や作品に出会えるのではないでしょうか。

 

そして個人的にいつも魅了されるのが、陳列の美しさ。什器のセレクトや照明の使い方も含め、フロアごとにとても見やすく、作品が映える陳列となっています。

 

店内で扱っている作家の中には、陶器市で個人のテントを出店している人も多いので、気になる作家を見つけたらその足でご本人のいるテントへ行ってみるのも、陶器市ならではの楽しみ方です。

 

また陶器市期間中は店内の商品が1割引になるので、お買い得なこの機会にお気に入りを見つけてください。

 

 

 

 

【もえぎ 城内坂店】

栃木県芳賀郡益子町城内坂150 
TEL : 0285-72-6003 
営業時間 : 陶器市期間中は8:00〜18:00、通常は10:00〜18:00 
不定休

 

 

「可愛い!」に出会える、陶器と雑貨のセレクトショップ

 

城内坂のちょうど真ん中あたりに、グリーンのウッディな店構えが可愛らしいセレクトショップ「G+OO(ジープラスツーノウツ)」があります。

2002年4月にオープンした当時、「益子にこんなにおしゃれで可愛いショップができた!」と、町が少しざわつきました。あれから気付けば16年目を迎え、今では益子を代表する人気ショップのひとつとしてすっかりおなじみに。

 

店内には陶磁器と雑貨が約半分ずつの割合でラインナップ。うつわはもちろん、木工品やカトラリー、キッチングッズも人気で、生活が楽しくなるようなアイテムが集まっています。

ほかにもベビーグッズやステーショナリー、手芸作家による作品等も揃い、プレゼントとして購入していく人も多く、地元の人も日常的にお買い物を楽しんでいるようです。

またG+OOがオリジナルで作家に依頼して製作してもらっているという特注アイテムにも注目です。

入口が広く段差もないため、ベビーカーを押しながらでも入店することができ、明るくクリーンな店内は広々とした作りで見やすいのも嬉しいポイント。

 

そして大人気作家の伊藤丈浩さんの作品はこちらでの取り扱いが随一なので、全国から多くのファンが購入しに訪れます。

 

 

 

 

【G+OO - G plus two naughts -】

栃木県芳賀郡益子町城内坂115
TEL:0285-72-0098
営業時間:陶器市期間中は8:00〜18:00、通常は11:00〜17:00 (平日)/11:00〜18:00 (土日・祝祭日)
定休日:水曜日(祝日は営業)

 

 

少し足を伸ばして、懐かしくもモダンな人気の古家具店へ

 

益子には骨董店や古家具店が点在し、その数は把握しているだけでも10軒弱あります。

その中でも特に若者や遠方からの来訪者に人気なのが「仁平古家具店」です。

陶器市のメインストリートから少し歩くと、「陶芸村」というエリアがあり、その道を挟んだ向かいに店を構えています。

 

店の外にも商品がずらりと並び、店内に入るとオーナーの審美眼によってセレクトされたセンスの良いアイテムの数々に出迎えられ、思わず胸が躍ります。

取り扱う商品は日本製の古家具が中心で、そのほとんどが大正〜昭和時代に使われていたもの。中にはヨーロッパで買い付けたものも少しあるようです。

買い付けられた商品は、きれいにリペアをしてから店頭に並ぶので、状態は良好なものばかり。

昭和の鉄製家具などを古材と組み合わせてリメイクしたオリジナル商品も好評です。

古家具ならではの味わい深さはもちろんのこと、現代の暮らしにフィットするのも魅力的。

さらにどの商品も比較的リーズナブルな価格帯なのも人気の理由のひとつかもしれません。

 

また系列店として、町内に「pejite」と、益子からほど近い真岡市にも「仁平古家具店 真岡店」があるので、こちらとあわせてハシゴするのもおすすめです。

 

 

 

 

【仁平古家具店 益子店】

栃木県芳賀郡益子町益子3435

TEL : 0285-72-6007

営業時間:11:00〜18:00

定休日:木曜日

 

 

古本・古道具好きにはたまらない!  宝の山に囲まれた異空間

 

益子にある古家具店の中で、もう一軒紹介したいのが「内町工場」です。

オープンしたのは7年前の2011年。もともとは工場の資材置場だったという、80年程前からある建物をリノベーションして造られました。

店内には所狭しと古家具・古道具・古本が並び、まるで秘密基地に足を踏み入れたかのような高揚感に包まれます。

少し薄暗い店内の照明も手伝って、昔の時代へタイムスリップしたような不思議な感覚を味わえます。

 

商品は江戸時代から昭和にかけてのものを取り扱い、その9割が日本のもの。

価格帯はだいたい1000円から高価なものだと10万円くらいまでと幅広く、中でもガラス製品が特に人気とのこと。

はじめは古家具や古道具が多かったものの、オーナーが本好きということもあり古本がかなり増え、今では約半分の割合を占めるほどに。

その本のラインナップも、文庫や絵本、アートブック、写真集などバラエティーに富んでいます。

本を見ているうちに、あっという間に時間が経っていた、なんていうことも。

 

また陶器市期間中(3日間限定)には、さいたま市の古道具店「nest」が店内の一角で出展しているのも見どころのひとつです。

 

内町工場ならではのおもしろい品揃えと異空間を堪能しに、宝探しをするような気持ちで扉を開けてみてください。

 

 

 

 

【内町工場】

栃木県芳賀郡益子町益子897

TEL : 0285-81-7840

営業時間:11:00〜18:00

定休日:水曜日

 

 

懐かしくてやさしいコッペパンが人気の、可愛いパン屋さん

ふんわりモチモチ食感のコッペパン。 (左)あんこ&バター¥170、(右)いちごジャム¥200

 

陶器市のメインエリアから少し外れた自然に囲まれた場所に、完売必至のパン屋「えみぱん」があります。

お店を代表する人気商品は、コッペパン。オーナー兼パン職人であるえみさんが、子どもの頃から「コッペパン屋さんになりたい」という夢を持ち、それを叶えたお店です。

9年前にオープンすると、あっという間に人気店となり、4年前に現在の場所に移転リオープンしました。

 

コッペパンは素朴でシンプルだからこそ、味の追究が難しいもの。試行錯誤を経て、原料は北海道産の小麦粉にこだわり、ふんわりモチモチの食感を実現しました。

コッペパンを購入する際には、中に挟むジャムやバターなどを選んでオーダーできます。

ほかにもいくつかのパンメニューがあり、中でもオレンジブレッドが人気。

その他、お土産にぴったりな焼き菓子も数種類揃います。

また手作りの「季節のジャム」も好評で、この時期は「とちおとめ」を使用した いちごジャムが並んでいました。

 

地元の人からも愛される、どこか懐かしいコッペパン。一度食べればそのやさしい味にほっこりするはずです。

 

豊かな木々に囲まれた可愛らしい佇まいのお店。 店主の佐々木絵美さんと、スタッフの大塚小都さん、杉山亜紀子さん。

 

 

 

【えみぱん】

栃木県芳賀郡益子町益子3018-1

TEL : 0285-81-6525

営業時間:11:00〜17:00(パンが売り切れ次第閉店)

定休日:月・火曜日(祝日は営業)

 

 

益子焼モチーフのプリントTシャツやトートバッグが人気!

 

前出の「もえぎ」の向かいのテントで、思わず目を引く益子焼プリントのTシャツやトートバッグが販売されています。

それらは「益子まちづくり 友愛作業所」に勤める1人のスタッフによって、3年ほど前に誕生しました。

製作に至った経緯は、「好きなバンドのTシャツを着るような感覚で、益子をアピールするアイテムとして身につけてもらえるものを作りたかった」という想いから。

 

オリジナルデザインの絵や文字は手描きによるもので、それを消しゴムハンコで彫り、シルクスリーンでプリントしています。

1点1点すべて手作業で刷っているため、物によっては擦れたりと味のある仕上がりになるのも魅力的。

 

はじめに作ったTシャツとトートバッグが好評で、陶芸家を中心に徐々に口コミで広がり、デザインやアイテムの展開を増やしていったようです。

今では様々なデザインが登場し、手ぬぐいや巾着、エプロンなどもラインナップ。

モチーフとなっている益子焼は、オーソドックスなものにはじまり、複数の作家の実在する作品を模した新バージョンも。

 

なおテントが出店されているのは陶器市限定で、それ以外では「もえぎ」、「道の駅ましこ」でも販売されています。

友愛作業所でも電話によるオーダーを受け付けているとのこと。

 

 

 

 

【益子まちづくり(株)友愛作業所】

栃木県芳賀郡益子町上大羽709

0285-81-8086

営業時間:8:30〜17:30

定休日:土・日・祝

 

 

まるでアート作品! 美しすぎるブーケを創るセンス抜群の花屋

 

陶器市で、とても素敵なブーケを抱えた人を何人も見かけます。その花のあまりの美しさに、振り返る人もチラホラ。筆者のその1人で、引き寄せられるようにその花屋を見つけたのが数年前のこと。

ブーケを創っているのは、福島にラボを構え活動する「カタル葉」というフラワーアーティストです。

以前は「ハヤシラボ」という名前で活動していましたが、今年の2月から現在の名前に変わったとのこと。

 

陶器市では「かまぐれの丘」に出店していて、まず目を奪われるのが花々の彩りの美しさ。

なんとも言えない独特な色合いと造形美の花が多く、異国情緒が漂っているのです。

クラシカルでエレガント、だけどとても今っぽい。

そして生花にこだわっているのも特徴的。生だからこそ味わえる、旬の花の瑞々しい美しさを楽しんでほしいという想いが伝わってきます。

 

オーダーは1人につき1束まで、5,000円から受けていて、客が伝えるイメージや色、花の種類など、様々なリクエストに応じてブーケを創作してくれます。

束ねる手さばきも実に見事で、まさに職人技。ブーケが出来上がっていく様を見ているだけでも充分に楽しめます。

朝から行列が絶えないほどの人気ですが、一見の価値あり! です。

 

 

 

 

【カタル葉】

陶器市では「かまぐれの丘」に出店

(オープンラボ所在地)福島市庄野字台ノ田8-3

定休日:水曜日+α

 

 

 

以上、益子陶器市でおすすめのショップ編でした。
もちろんここで紹介した以外にも、素敵なお店は数え切れないほどあります。

次回以降の陶器市へ行く際に、参考にしていただければ幸いです。

 

 

TEXT : Yu Konisho

 

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