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【開催中】五木田智央『PEEKABOO』ーモノクロームが想像を掻き立てるー【MiLuLu】

【MiLuLu】では巷で話題の映画作品や美術展をご紹介! 現在、初台・東京オペラシティアートギャラリーにて開催中の五木田智央『PEEKABOO』。絵画をコラージュ的に構築しながらも、自由な発想と手法で知られている、五木田智央さん。近年、目覚ましい制作活動でますます注目を集め、国内外のギャラリーで多くの展覧会を開催しています。そんな五木田さんの魅力に触れられる最新の展覧会をご紹介します。

 

魅了されるモノクローム

 

©Tomoo Gokita / courtesy of Taka Ishii Gallery

 

キャンバスに描かれたモノクロームの作品郡は、その大きなサイズに圧倒されるだけでなく、濃淡のグラデーションに引き寄せられます。モノクロームだけの表現にも関わらず、まるで豊かな色彩で描かれているかのように、肉体の弾力などの質感が伝わってくる、妖艶なポーズを取っている絵画の中の女性達。そんな彼女達の髪型やクラシカルなファッションから、古き良きアメリカを彷彿とさせます。また、描かれている人物に注目してみると、特に旧作は顔がハッキリと描かれていないものが多く、瞳が描かれていないのに視線を感じたり、現代の風刺画のようにも読み取れたり、想像が掻き立てられるのも魅力の一つです。

 

本展覧会の見どころ

 
©Tomoo Gokita / courtesy of Taka Ishii Gallery

 

本展覧会では新作の絵画をはじめ、ドローイングを中心とし、2000年以降の作品を36点を展示しています。両手を挙げて微笑みかける艶かしい女性を描いた「Come Play with Me」は、本展覧会のためのメインビジュアルに使用されている新作。また、アクリルグワッシュと墨を使ったチャレンジ精神溢れるドローイングも必見です!800点以上の大小さまざまなドローイングからなる大規模なインスタレーション「Untitle」は、一点、一点、作品を鑑賞しながら贅沢な時間に浸ってみてほしいです。その他にも、五木田さんのプロレス好きがわかりすぎる、愛するプロレスラーの似顔絵をレコードジャケットのフォーマットで描いた、225点にも及ぶ「Gokita Records」が展示されています。

 

多彩な表現の可能性に触れる

©Tomoo Gokita / courtesy of Taka Ishii Gallery


イラストレーションから出発した五木田さんは、60〜70年代のアメリカやサブカルチャーに影響を受け、雑誌や写真にインスピレーションを得た作品を発表してきました。計算されたグラデーションや陰影が生み出すエレガントでファッショナブルな魅力、シンプルな描線とデフォルメされた歪な造形のコントラストが醸し出すユーモアやノスタルジー、具象と抽象の間を自由に行き来するイメージの両義性など、多彩な表現の可能性を発散しています。

是非、五木田智央の魅力を存分に味わえる本展覧会に足を運んでみてください。

 

【情報】

 

五木田智央 『PEEKABOO』

 

期間:2018年4月14日(土) – 6月24日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間:11:00-19:00 (金・土は11:00-20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(但し4月30日は開館)

 

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