胃下垂の症状とは?
胃下垂とは胃の機能が悪く、胃の緊張が失われて、だらんとたれ下がり、大きくなったものを言います。胃の機能だけではなく、腸の機能の低下も見られるために、便秘をすることも多いと言われるのが特徴です。
胃下垂は、細く痩せた体質の人や、いつも胸部と上腹部を圧迫していたり、太っていたけれど急に痩せた人に多く見られます。これは生まれつきの体質のものであることが多く、病気ではありません。
一般的に言われる自覚症状としては、次のようなものがあります。
・食後のむかつき
・膨満感
・消化不良
思い当たる症状があるようでしたら、一度診察を受けてみましょう。
弱った腹筋群も原因のひとつ
前述のような症状がない場合、食後にお腹がふくらむ原因としては腹筋群が弱ってしまっていることも考えられます。
お腹周りには、次のような4つの筋肉が存在します。
■腹直筋
お腹のいちばん表面を覆っているのが、この腹直筋(ふくちょくきん)です。腹直筋を鍛えると、いわゆる「腹筋が割れた」状態になります。
■外腹斜筋・内腹斜筋
外腹斜筋(がいふくしゃきん)・内腹斜筋(ないふくしゃきん)は、わき腹にある筋肉です。ウエストの”くびれ”を作ってくれる筋肉です。
■腹横筋
腹横筋(ふくおうきん)は、肋骨から骨盤の間のお腹全体を取り囲むようについています。多少食べ過ぎて胃がパンパンに膨れても、これらの筋肉がしっかりとしていれば、お腹の中の内臓が出てきてしまうのを押さえてくれます。ですが、これらの腹筋群が弱っていると、中からの力を押さえきれなくなり、ぽこっと外側に膨れてしまうのです。
腹筋群を鍛えるには?
■姿勢
正しい姿勢の状態は、お腹周りの筋肉を刺激してくれます。背筋をまっすぐ伸ばすと、自然とお腹にも力が入るのが分かりますか?腹周りの筋肉をしっかりさせるためにはとても重要なことなので、普段からまっすぐな美しい姿勢を心がけましょう。
■腹筋を刺激する
やはり腹筋運動などで普段から腹筋を刺激するのが大事。次のような腹筋エクササイズを行ってみてください!
体を丸めるだけ!腹筋群のエクササイズ
(1)姿勢よくまっすぐ立つ(いすに座ってもOK)
(2)おへそを引っ込めた状態をキープしながら、ゆっくり大きな呼吸を続ける
(3)両側の肋骨のわきにそれぞれの手のひらをあて、息を吐くのに合わせて肋骨を締めるようにする
(4)さらに息を吐くのに合わせ、首・背中を丸めておへそを見るようにする
5~10呼吸ずつ行いながら(2)→(3)→(4)へと順に進めてみてください。常にいい姿勢を意識+腹筋エクササイズを続けていけば、徐々にお腹の膨らみが収まるのが実感できるはず!
姿勢と呼吸は「美」の基本ともいえますので、ぜひ続けてみてくださいね。
wellfyより