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【4/14公開のシネマ!】『女は二度決断する』ー観る者を挑発しつづけ、人の心を揺るがす 傑作ー【MiLuLu】

【MiLuLu】では巷で話題の映画作品や美術展をご紹介!4月14日(土)より第75回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞、第70回カンヌ国際映画祭では主演女優賞を受賞した『女は二度決断する』が公開されます。世界三大国際映画祭を制した名匠ファティ・アキン監督と、様々なヒット作品に出演するハリウッド女優ダイアン・クルーガーが、タッグを組んだことでも話題を呼んでいる本作品をご紹介します。

絶望の中、彼女がくだす決断とはー。

©2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathé Production,corazón international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbH


ドイツ、ハンブルク。主人公カティヤはトルコからの移民であるヌーリと結婚。ヌーリは麻薬の売買をしていましたが、足を洗って真面目に働き、息子も生まれて幸せな家庭を築いていました。ある日、ヌーリの事務所の前で白昼に爆弾が炸裂し、ヌーリと愛息ロッコが犠牲になってしまいます。トルコ人同士の抗争が原因ではないかと警察は疑いますが、移民街を狙った人種差別主義のドイツ人によるテロであることが判明。証拠不十分、アリバイ、目撃証言無効…身を抉られるような裁判にカティヤの心の傷は深まっていきます。突然愛する家族を奪われた悲劇に、生きる気力を失いそうになりながらも、ある決断を下するのでしたー。

 

 

悲痛な感情の演技が光る ダイアン・クルーガー

©2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathé Production,corazón international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbH


『イングロリアン・バスターズ』『トロイ』などのハリウッド大作に出演しつつも、ヨーロッパのアート系作品にも出演し、ワールドワイドに女優として活躍しているダイアン・クルーガーが、母国であるドイツでドイツ語の演技に初挑戦した『女は二度決断する』。

ダイアン・クルーガーは本作の撮影に入る前に約6ヶ月かけて、テロや殺人事件で被害者になった30家族から、家族を失った者が感じる悲痛な心境について話を聞き、この作品を通じて、とてつもない苦しみや悲しみの重みを引き受けなければならないと感じたそうです。

 

 

もし、突然の悲劇によって最愛の家族が失われたら…

©2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathé Production,corazón international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbH


本作は、人種差別により外国人を排除することを目的としている、国家社会主義地下組織がドイツ全土で起こした実際の連続テロ事件に着想を得て制作されました。加害者である犯人の動機を問題にせず、ただ、突然のテロにより最愛の家族を失った者が感じる悲痛な感情を私的に描いています。

ヨーロッパだけでなく日本でも、自国とは異なる文化が入ってくる昨今、誰しもが主人公カティヤのようになってしまう可能性があり、誰しもがその確率を含んでおり、決して他人事ではありません。

愛する家族を奪われたひとりの女性が、捜査や裁判の過程によって更に心を引き裂かれる…もしも、自分の家族に突然悲劇が起きたならば、その時にどのするのか?ということを常に提示される作品です。

 

 

【情報】

 

『女は二度決断する』

 

4月14日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー!

監督・脚本:ファティ・アキン

出演:ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ヨハネス・クリシュ、ウルリッヒ・トゥクール、ヌーマン・アチャル

配給:ビターズ・エンド

原題:Aus dem nichts

 

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