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バレンタインにあやかって、恋とか、愛とか、そんな書籍5選【YoMuMu】

“ 本(ホン)のちょっと ” を楽しむ不定期な日記。チョコレート業界が闘志を燃やしてるバレンタインを横目にしながら、恋とか、愛とか、浮き足立って楽しくなってしまうもの…そんなあなたに贈りたい恋愛にまつわる書籍をご紹介します。

プロローグ

 

19歳まで読書と無縁の生活を送っていた私…
縁あって、今では意識的に本を読むようになりました。

 

チョコレートを贈るという習慣が日本社会にあるのは、お菓子メーカーが頑張って長年定着させてきたから。
そんなことは分かっているのだけど…その習わしに疑問を持ちながらも、
毎年、心の中で舌打ちをしたり、すがるフリをしてみたりしていたな(苦笑)
やっぱり、恋とか、愛とか、浮き足立っちゃうもの。

そして、恋とか、愛とか、そんな感情を意識した時、

結局は、好きな自分と嫌いな自分、両方と向き合わなくちゃならなくなるだよね。。。

 

 

きみはポラリス

三浦しをん

 


 

『舟を編む』でお馴染みの人気作家三浦しをんによる11編の恋愛小説。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はありません。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光…カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる恋。学生時代に購入して最初に読んだ時は、それぞれの恋愛に違和感を感じて、長期間本棚にしまっていましたが、最近改めてページを捲ってみると、学生時代とは全く違った想いで、スルスルと読み進めることができました。多彩で変化に富んでおり、人物設定やストーリーも、作品毎に大きく異なっています。恋愛にスタイルはない!これが人に恋する気持ちなのだ!とうなずける作品。

 

 

すべて真夜中の恋人たち

川上未映子

 


 

芥川賞をはじめとする様々な文学賞に輝いている川上未映子さんによる恋愛小説。存在していないにもかかわらずレールに落ちないようしがみつき、必死に生きていた主人公・冬子の行動を読んでいると切なくなってきます。お酒を飲まないとカルチャースクールの申し込みにも行けないところや、三束さんともまともに話せないところなど…時々、アル中にならないで!と心配してしまいますが(笑)P.320〜322までの流星のような恋の切なさを表現した美しい言葉が好き…好きな人に触れた時の冬子の涙が熱くて、切なくて、苦しくなりました。小説内の文章を紹介したいのは山々なのですが、抜粋できないので読んでみてください!

 

 

往復書簡 ー初恋と不倫

坂元裕二

 


 

『anone』、『カルテット』、『最高の離婚』など、人気ドラマの脚本家・坂元裕二が過去に手がけた、おかしいくらいに悲しく、美しく残酷な心ざわめく2篇の朗読劇を書籍化した本作品。生々しい感触と息遣いまで感じられる、メールや手紙で二人の男女が綴るやりとりのみで構成された、見事な台詞と緻密なストーリー展開に息を飲みます。社会に適応しきれない日々に絶望している人たちが、不器用に触れ合いながら、その不器用さに手を伸ばす、その結果事件が起こってしまう…という流れで、ファンタジックでありながら、可笑しくも恐ろしいと感じてしまいます。『言葉を尽くせばつくすほど、本当のことから遠ざかる』という一説が、恋愛のことだけじゃなく、この社会全体のことをさしていると感じました。

 


ボクたちはみんな大人になれなかった
燃え殻

 


 

本媒体の『名品図鑑』でも取り上げた本作品。「自分よりも好きになってしまった人」がいただけなのに…各界で“オトナ泣き"続出!web連載中からアクセスが殺到した異色のラブストーリー。大人になったのに、夢もない、金もない、職もない、二度と戻りたくなかったはずの“あの頃"が輝いて見えてしまう…綺麗に纏められている“ぼくの思い出”から90年代の香りが蘇ってきました。彼女の仕草はもちろん、彼女とできなかったこと、彼女に言えなかったこと、そんなことが溢れ出てきます。 誰だって「あの時こうしていればよかった…」と後悔することはありますよね。 分かってはいるけれど…過去は戻らないからこそ価値があることを教えてくれる物語なので、ページを捲る度にほろ苦いビターチョコレートを口に含んだような気分が味わえます。

 

 

岡村靖幸 結婚への道

岡村靖幸

 


 

ファッション誌『GINZA(ギンザ)』で連載中の大人気対談『岡村靖幸 結婚への道』が書籍化された本作品。これまで紹介した書籍と「ちょっと、テイストが違うんじゃない?」と思ってしまうかもしれませんが、作家、監督、クリエイター、ミュージシャン、同性愛者、独身主義者などのインタビューから、十人十色の恋愛観・結婚観が繰り出されており、自分の恋愛や結婚について考えるキッカケになります! インタビューした32人から、私の心に残った一説は、夏木マリさんの『人間はもともと孤独です。結婚したからといって孤独がなくなるわけではないし、2人でひとつになるわけでもない。』です。その他にも、恋愛観・結婚観から人生観がクロスオーバーされていて、ハッなる言葉が散りばめられているので読んでいて面白いです。

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