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2018年、大人が読んでも楽しめるオススメ絵本3選【新麻記子のYoMuMu -vol.3-】

“ 本(ホン)のちょっと ” を楽しむ不定期な日記。今回、『大人が読んでも楽しめるオススメ絵本』と題して、私に気づきを与えてくれた絵本をご紹介します。

 プロローグ

 

19歳まで読書と無縁の生活を送っていた私…
縁あって、今では意識的に本を読むようになりました。

 

絵本…それは私に世界を教えてくれたお友だち。

ある時は、すうじやひらがなの読みかたや書きかたを教えてくれたお友だち。
ある時は、自分の心を感じたり、人のことを考えたり、そんな機会を与えてくれたお友だち。
ある時は、嫌いな野菜を食べないとダメだよ!と優しく耳打ちしてくれたお友だち。
ある時は、想像することの大切さ…作って遊ぶことの楽しさを一緒に見出してくれたお友だち。
ある時は、大人との約束を守らないとオバケが出ちゃうぞ!と脅してくれたお友だち。

 

ある時は、今となり…物事の本質を諭してくれるお友だちです。

 

スイミー

作・レオ・レオニ   訳・谷川俊太郎


 

世界中で翻訳され、小学校の教科書にも載り、ビデオも出るなど一般的な認知度も高くて、もはや幼児向け絵本のリストからは外せない名作となっている『スイミー』。


版画の手法を駆使した透明感あるイラスト…ミッドセンチュリーの米国グラフィックアート界で名声を確立した、一流アートディレクターのレオ・レオニさんによる作品です。

また、「虹色のゼリーのような…」「ドロップみたいな岩から…」といったいろんなイメージが広がる表現や、「スイミーは考えた。いろいろ考えた。うんと考えた。」というリズムにのった日本語で紡ぐのは、詩人の谷川俊太郎さん。

 

小さな赤い魚の群れの中に、一匹だけ真っ黒いスイミー。

ある日、仲間たちは大きなマグロに食べられてしまいますが、スイミーは誰よりも速く泳げたことから逃げ切ります。
失意と孤独のなかで新しい世界と出会い、次第に元気を取り戻していきます。
そして、スイミーは新しい世界から知恵と勇気を得て、多くの新しい仲間とともに巨大な魚に立ち向かいます。

 

幼少期の頃は、この絵本から『みんなで力を合わせるとすごい力を発揮できる』と教えてもらったけれど…ほんの数頁の出来事なんですよね。
全部で14場面あるうち、半分である7場面も使って、1人で海を泳ぎながら様々なものと出会う場面を描いています。
これは、大人になってから気づいたことですが、孤独の中で自分とは何かを意識し、自己認識を深めていくお話しだと気付きました。

 

 

なくなりそうな世界のことば

著者・吉岡乾   イラスト・西淑

 

 
最近、本屋の文化人類学・民俗学などのコーナーで紹介されている『翻訳できない世界のことば』や『誰も知らない世界のことわざ』が気になっている人は手に取ってみたくなる1冊だと思います。
 
世界で話されている約7000ものことばから、世界の科学技術の発展とともに、数少ない人が限られた地域で使用している、「小さな」ことばを紹介しています。

世界の50の少数言語から各言語の研究者たちが、思い思いの視点で選んだ「そのことばらしい」単語に、状況が把握しやすいショートストーリーの例文と、西淑さんによる儚くも美しい世界観の挿し絵を添えて紹介している…言わば、世にも珍しい少数言語の単語帳!
 
耳慣れない「小さな」ことばを話す人々の暮らしに思いを馳せてみると、文化、気候、生活様式、死生観等々、まだまだ知らない世界があることに気づかされます。
そして、ページをめくるたびに話者数が少ないことばになっていき、終盤では話者数5人のアイヌ語「イヨマンテ(熊祭・熊送り儀式)」、話者数0人の大アンダマン混成語「マラミク(死後の世界、夢)」が紹介されています。
知らないところで知らない文化が消えていく…多数の人間が話す言葉に淘汰されてしまう運命に様々な感情が駆け巡りました。
 
 

せかいいちのねこ

絵と文・ヒグチユウコ
 
 
猫好きのあの人へのプレゼントにもオススメ!猫を愛してやまない癒やしの1冊!
 
持ち主の男の子に永遠に愛されたいと毎日考える、ぬいぐるみのニャンコ。
ニャンコは“本物の猫”になればその願いが叶うと信じ、“ヒゲを探す”旅にでかけた先でさまざまな猫たちに出会います。
“ぼうしねこ”や“旅のねこ”“おねえさんねこ”……彼らの優しさにふれて、ニャンコは少しずつ成長していきます。
 
なんてやさしいねこたちなんだろう。ぼくも あんなやさしいねこになりたい
 
現代社会の不平・不満、悩み…それはある意味では幸せな環境にいるからこそなのかもしれません。
それとは気付かずに、みんなが押し合いへし合い、余計に厄介事を膨らませていく。
本当の幸せとは、人々に羨ましがられることでも何でもなく、自分自身が自分自身の境遇を素直に受け入れ、その中で幸せを発見して実感することなのだと思います。
ヒグチユウコさんによる繊細で上品な絵で贈る、個性豊かな猫たちが繰り広げる物語は、大人にこそ満足できる贅沢さがあります。
 
 
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